仕事から家に帰ると、妻が家事を放棄していたんです! 理由も分からないし、一体どうしたらいいのでしょうか?
実は、「ある日を境に妻が家事を全くしなくなってしまった」と密かに悩んでいる男性は多いのです。
考えてみても、思い当たる節もない。
しかし、妻の家事放棄はたった1日や1回のことが原因で起こったことではありません。
女性は口にはしなくても、心の底では悩んでいたり、傷ついているということが多くあります。 今回は、女性であり、妻である立場から実際に家事を放棄してしまっているときの原因やそのときの心理状態を説明しますね。
「ただ家事をやりたくなくてだらけてるんだろう」と思っている男性の皆様!
そんな簡単な問題ではないのです。
嫁の家事放棄を放置していると様々な問題が起こる可能性があります。
・妻との溝が深まり、関係が悪化してしまう
・別居や離婚の可能性
離婚のような最悪の形になってしまうと、修復も難しくなってしまいますよね。
取り返しのつかない状況になってしまう前に、何とか対処していく必要があります。
・妻が家事を放棄してしまう原因や心理状態
・家事放棄を誘発してしまう夫の危険な言動
・実際の対処法
この記事では、以上のことについて説明していきます。
是非、最後まで読んでみてくださいね。
妻が家事を放棄してしまう原因
妻が家事を放棄してしまう原因とは何か分かりますか?
「ただ怠けているだけだろう」と思ったら大間違いです。
原因には、妻だけの要因だけではなく、夫が関わっていることもあるのです。
では、詳しく紹介していきます。
1 夫の何気ない発言に傷ついている
男女平等という考え方が当たり前になってきていて、家事をする男性が増えてきています。
それでもまだ、「家事は女性がやらなければならない」という昔からの価値観が根付いている女性が多いのも現実です。
根付いてしまった価値観が影響して、「家事を完璧にやらなければならない」とプレッシャーを感じている妻は多いのです。
普段、仕事で家に居る時間が少ない夫は、妻が家事をしているところを見ることがあまりないのではないでしょうか?
夫が何気なく「なんでできなかったの?」など聞くことで、妻は密かに傷ついているのです。
夫の何気ない発言で、自分が頑張っていたことを否定されたような気持ちになってしまいます。
毎日の家事って、とてもストレスが溜まるものです。 しかも、家事をやる時間って割と限られているんですよね。 日が出ているうちに洗濯をして、日が沈む頃には洗濯を取り入れなければ。 夫が返ってくるまでにご飯を作って置かなければ、とか。 時間に縛られて家事を毎日していると、焦りを感じたり、プレッシャーもかなりあるのですよ。
2 頑張りが伝わらない
頑張って家事をやっていても、夫に頑張りが伝わらないことは多いのです。
自分なりに頑張っていても、頑張りが伝わらないと辛いですよ。 頑張っても認めてもらえないと、やる気に悪い影響を与えてしまうのですよね。
そもそも物事には向き不向きがあります。
家事に関しても、向き不向きは存在します。
一生懸命やっていてもできないこともあるので、「なんでできないの?」と言われると傷ついてしまうのです。
頑張りが伝わらないことも影響して、家事が大嫌いだと思ってしまう妻は多いでしょう。
この記事にも詳しく書いてあるので、一緒に読んでみてください。
3 妻の方が家事の負担が大きい
現在では、共働きの夫婦が増えてきていますよね。
仕事をすることが、とても大変でストレスが溜まるということは誰でも分かっていることでしょう。
仕事だけでも大変なのに、更に家事や育児が追加されると大変じゃないわけありません!
大変な状況で、ほとんどの家事を担っていると、こう思うのです。
「私も働いているのに、何で私ばかり家事をしなければならないの?」
不満が積み重なってしまうと、家事を放棄する原因に繋がることになります。
4 仕事や育児との両立で心身共に限界を感じている
先ほど話した通り、仕事と家事と育児とやることが重なると、かなりストレスを感じます。
そして、休みなく毎日となると、疲れも蓄積されてしまいます。
最終的に疲れがピークに達してしまい、家事が手につかなくなるのです。
疲れがピークに達したとき、目の前にある家事を投げ出してしまいたくなることは私もあります。
5 家庭内ストライキ
いくら妻が大変な思いをしていても、そもそも気づかないという夫は多いものです。
男性は、かつては狩猟を行う為に単独行動もしくはリーダーの指示に従うという団体行動を行っていました。
主な行動が単独行動になるため、「察する」のが苦手な人が多いのです。
仕事で疲れて、くたくたで家事をしていても、「疲れているんだな」と察することができる男性は少ないでしょう。
大変だと気づいてもくれない、家事の負担も自分の方が多いと妻の不満は募っていきます。
更に、不満を口にしても伝わないし、変化もない。
「どうしたって変わることないなら、実力行使します!」という思いから、家事を放棄している可能性も大いに考えられますよね。
家事を放棄することは、家庭内ストライキとも言えます。
夫に自分が家事をしないことで、どれだけ大変になるかと実感してもらおうという考えです。
家庭内ストライキが起こるということは、妻はかなり追い詰められてる可能性があります。
今までの自分の行動がどうだったか、しっかり思い返して妻に歩み寄ることも大切ですよ。
妻に家事を放棄させてしまう夫の言動
何気ない発言が妻を傷つけてしまっているという話をしました。
実は、様々な要因が妻の家事放棄へと繋がっているということが分かったはずです。
ここからは、夫の言動が原因になっているケースについて紹介していきます。
今までの妻への対応の仕方を思い返してみてください。
あなたに当てはまるものはないか、1つずつ確認してみましょう。
1 家事をやってもらって当たり前と思っている
女性が家事をするのが当たり前と考えていると、それが発言や態度に出てしまいます。
女性なら家事も当然できるものだと思っている男性もいるようです。
自分の母親など家事が得意な女性が近くに居る人がそう思ってしまいがちでしょう。
しかし、全ての女性が家事が得意という訳ではないのです。
専業主婦であったとしても、家事が得意とは限りません。
家事も立派な仕事です。
共働きの家庭なら、なおさら家事を分担しても良いのではないでしょうか。
平成30年の内閣府は、女性が1年間に家事に費やす時間は1,313時間になると発表しています。
時給は、約1470円とし、1年での家事活動の貨幣評価額は193万5,000円と言われています。
引用:内閣府
主婦の家事に給料を払うとしたら、どれくらいになるのかについては、こちらの記事で紹介しています。
是非、併せて読んでみてくださいね。
また、「家事を手伝う」や「やってあげる」という言い方もしていませんか?
「家事を手伝う」や「やってあげる」という言い方は、妻が主に家事をやるものだという風に捉えられてしまいますよ。
あくまで家事は家族の仕事です。
家事は妻がやるべきこと、という考え方はやめましょう。
2 文句や嫌味を言ってしまっている
せっかく家事をしてくれている妻に、文句や嫌味言っていませんか?
「晩御飯のおかず、これだけ?」
「ここ掃除したの?まだ汚れてるよ」
なんとなく気が付いて言ったことかもしれません。
しかし、こういう文句や嫌味に対して妻はやる気をなくします。
「文句があるなら、自分でやればいいのに」と思われて当然でしょう。
3 レベルの高い家事を妻に求めてしまっている
妻が家事でミスをしてしまったときに、「なんでこんな簡単なこともミスするんだ」と思ってしまったことはないですか?
思ってしまったことは態度に出てしまいます。
口に出して言ってしまっている場合は、余計に妻を傷つけたり、イライラさせて当然です。
自分の母親がテキパキと完璧に家事をこなす人なら、なおさら妻の小さなミスが気になることでしょう。
しかし、妻も人間です。
生きている上で、ミスはつきものです。
仕事でしてしまった小さなミスを、上司にずっと小言のように言われたら嫌になりませんか? 同じように、妻の立場で考えたらどうでしょう。 仕事も家事も頑張っているのに、ミスも許されないのは悲しすぎますよ。
妻がミスをしても多めに見る、広い心を持つことが夫婦円満の鍵です。
4 妻の話を聞かない
そもそも日常から妻の話を聞いていますか?
仕事から帰ってきてもテレビやスマホを見てしまって、会話がないということはないでしょうか?
少し、普段の生活を思い返してみてください。
女性は、話を聞いて欲しい人が多いという特性があります。
口数の多い少ないはありますが、夫と会話をしたい女性が多いはずです。
日中、一緒に居ない分、2人揃ったときの会話は重要なコミュニケーションをとれる時間になりますよね。
仕事から帰って休みたい気持ちもあるでしょう。 しかし、「今日は、どんな日だった?」と、一声かけてみてください。 きっと、妻も話に応じてくれるはずです。
この記事を見てくれているという人は、きっと大丈夫だとは思います。
しかし、男性の中には全く妻に歩み寄ろうとしない人も居るのが現状です。
日ごろから会話の時間も大切にし、家事の大変さも共有できることが理想ですよね。
家事を放棄しているときの妻の心理状態とは?
妻が家事を放棄してしまう原因については分かって頂けたでしょうか?
あなたの奥さんが家事は女性がしなければ!と思っている人なら、自分の考えについては話してくれないでしょう。
次は、家事を放棄してしまっているときの妻の心理状態について説明します。
1 もっと家事を手伝ってほしい
きっと、妻の1番の本音はこれではないでしょうか。
1人で家事をするのが難しくなってしまったとしたら、きっと夫の助けを必要としているはずです。
しかし、女性は我慢強く本音をなかなか言わないという人が多いのが現実です。
「本当は手伝って欲しいけど、言えないないから我慢しよう」と実は1人で悩んでいるのです。
2 少しでいいから休みたい
家事を、呼吸をするようにできる人って少ないのではないでしょうか。
少なくとも、私は「やらなきゃ!」という意気込みが必要な作業です。
家事は、基本的に休みのない労働と言われています。
たまには休みたいって思うのが普通です。
毎日時間に縛られて家事をしていたら、余計にそう思うでしょう。
3 家事ができない私はダメな妻だ
やはり、「家事は妻である自分の仕事」と考えている女性は多いのです。
家事ができていない私はダメな妻だと自分を責める女性もいるでしょう。
家事って、思っているよりも孤独な作業なんですよね。 料理を作るのも、洗濯をするのも、掃除をするのも、1人でするものです。 誰かに相談するものでもないので、悩みやすいことと言えます。
家で孤独に家事をしていて、他に頼れる人が居ないと落ち込みます。
家事をすることにプレッシャーを感じていると、家事ができないことに絶望することもありますよ。
4 1人で何とかしないといけない
日本人女性は真面目な性質があります。
更に、日本人は「完璧にやらないといけない」という意識が強い傾向にあります。
2つの性質が合わさって、助けを求められない女性が多いのです。
助けが求められなくて結果的に、1人で悩みを抱えてしまいます。
家事を放棄するのも突然ではなく、助けを求められない結果に起こってしまったことの場合がほとんどです。
元々の性格もあり疲れたと言えなくて辛いままです。
妻失格・母親失格と思われるのがこわいのもあります。
みなさんは辛い、疲れたなどネガティブなことを大事な人に言えますか?(引用:Yahoo!知恵袋)
夫に疲れたと言えません。
私が疲れたと言うと、「俺よりは疲れてないでしょ。」と返されます。
いくらしんどくても疲れたと言えなくなりました。
皆様はどのようにして疲れた事を伝えていますか?(引用:Yahoo!知恵袋)
パート主婦は疲れたから一年に一回くらい夕飯お弁当でいい?とは言ってはいけないのでしょうか?
主人は沢山働いてくれているので手伝ってといえません・・
皆様のご主人はどうですか?
またはご主人の立場を聞かせて下さい。(引用:Yahoo!知恵袋)
少し調べただけでも、夫に「疲れた」や「分担して欲しい」と言えない妻の悩みがたくさん出てきます。
多くの妻が、「夫には相談できないから1人でなんとかしないと」と考えているようです。
5 稼ぎが少ない方が家事を多く負担しなければいけない
共働きの夫婦の家事分担の比率はどうでしょうか。
「稼ぎが少ない方が、家事を多くするべき」という考え方をする人が多いのが事実です。
共働きなら、こうあるべきというという暗黙の了解があります。
夫婦共働きでも収入が少ないほうが家事を多くやらないと男女平等とは言えませんよね?(引用:Yahoo!知恵袋)
共働きの家事分担について。
収入の少ない方がより多くの家事をするのですか?それとも労働時間の方が重要でしょうか?(引用:Yahoo!知恵袋)
悩み相談もたくさん見かけました。
今や、女性も働くことが当たり前の社会になってきています。
しかし、それでもまだ女性は様々な理由で給料の高い職に就きにくいこともあります。
「就職しても、結婚や妊娠ですぐ辞めてしまうかも」と思われてしまうのも、1つの理由でもあるのです。
男性と同じように働いていても、収入に差が出てくることもあります。
減ってきたとは言ってきても、やはり女性は職の選択肢も狭いことがあります。
仕事で疲れるのは、夫だけではなく妻も同じです。 収入の差だけで考えたり、妻が多めにしなければいけないと考えたりするのは辞めましょう。 できないことを支えあうという考え方にシフトできるのが1番いいですね。
妻が家事を放棄したときの4つ対処法
妻が家事を放棄してしまうのは、様々な要因が関係しています。
最後に、夫ができる対処法について紹介します。
今回紹介する対処法は、全て今すぐできるものになっています。
簡単なものばかりなので、是非、すぐに実践してみて欲しいです。
妻の問題は、夫の問題でもあります。
解決できるのは、あなたしかいないですよ。
1 家事を分担する
家事を手伝うや代わりにやってあげるという考え方を、まず捨てましょう。
家事はその家に住んでいる全員が担うべき役割であるといえます。
妻だけに任せるのではなく、夫自らも家事を分担することを提案してみましょう。
分からなければ、家事のやり方を聞いてみてもいいですね。
家事のやり方を聞くことで、夫婦間のコミュニケーションにも繋がります。
実際に自分も家事を分担してみることで、家事の大変さを身に染みて分かることができますよ。
2 感謝の気持ちを伝える
意外と忘れがちなのが「感謝の気持ちを伝えること」です。
家事をしてもらったら、感謝の気持ちを伝えることは思っている以上に大切なことです。
何かをしたときに、感謝されると嬉しく感じませんか?
きっと、嬉しくない人の方が少ないはずです。
毎日のことだから、当たり前のことにしてはいけません。
日々感謝を伝えていくことも夫婦関係をよくする1つのきっかけになりますよ。
「毎日、家事をしてくれてありがとう」
「家事をしてくれて、本当に助かってるよ」
「いつも頑張ってくれてるな」
気遣いの一言を伝えるだけでも、妻は救われるのです。
3 妻に完璧を求めない
女性は「家事を完璧にやらなければ!」と思いがちです。
プレッシャーを感じながら家事をしていても、夫には、なかなか伝わらないものなのです。
人間なので、ミスなく完璧にやるというのは不可能ですよね。
旦那さんは「どうしてできてないの?」は言ってはいけません。
できていないところを見つけても、フォローしてあげることを考えましょう。
できないことを、補い合ってこその夫婦ではないでしょうか。
私も家事で失敗することがありました。 でも夫が「気にしないでいいんだよ」と言ってくれるおかげで、失敗しても我が家では笑い話になります!
完璧を求められると、窮屈な思いをしてしまいます。
「また何か言われるかも」と思いながらだと、家事をすること自体が嫌になってしまうでしょう。
「何をするにしても失敗ぐらいつきもの」と緩く考えることが大切ですよ。
4 どうしたら楽に家事ができるか考える
分担して家事をするというのも上で説明しました。
しかし、どうしても家事を嫁に任せなければならないという場合もあるはずです。
家事を任せるにあたって、どうしたら嫁が楽に家事をできるかについても考えてみましょう。
1)家事が楽になるような家電を導入する
任せられる家事は、家電に任せてしまうのもありです。
・掃除なら、ルンバなどのロボット掃除機を使う ・料理の準備は、ハンドブレンダーや電気圧力鍋を使う ・洗い物は食洗器を使う
など、頼れる家電はたくさんあります。
全部1からやらなければ…と思う作業であっても、家電に任せてしまえます。
1つでも家電に任せられる家事があるというのは、かなり心強いですよ。
妻が家事をするのが大変そうと思ったら、相談して家電を導入してみましょう。
家電の話をすると、妻も「家事が大変そうだって気づいてくれていんだ」という気持ちになりますよ。
おススメ家電も一緒に紹介しておきますので、是非参考にしてみてください。
ハンドブレンダー
ハンドブレンダーは、混ぜる・潰す・刻む・砕く・泡立てるの5つの役割を果たしてくれる便利な時短家電です。
ワンタッチでアタッチメントを替えるだけで、料理の下準備などに役立ちます。
玉ねぎのみじん切りなど面倒くさい作業も任せることができるのです。
また鍋での使用も可能なので、離乳食を作るのにも役立てることができますよ。
電気圧力鍋
電気圧力鍋は、鍋で作ると時間のかかってしまう料理なども簡単に作ることができるおすすめ料理家電です。
しかし、圧力調理だけではなく、蒸し料理や炊飯、さらには無水調理もできるという優れものです。
忙しいときでも、準備だけしてしまえば後は放置なので、家事が楽になること間違いなしです。
我が家でも電気圧力鍋を使っています。 材料と調味料を入れて、ボタン1つで調理してくれます。 ずっと火のそばに居る必要もなくて便利です!
シロカ 電気圧力鍋 4L SP-4D151 ホワイト(1台)