今、このページを開いている人は「妻は買い物依存症なのだろうか?」「もしそうならなんとかしてあげたい」と考えているのではないでしょうか?
もし、妻が買い物依存症だったとしたら、離婚より治療が先かも知れない。
依存するものが買い物であれ、薬物であれ、どんなストレスや不安から逃れたいのかなど、カウンセリングが必要なのではないか?
安心感も必要なので、夫の役割がまだ残っているような気もする。— さんりくわかめ (@oyamakosanri) January 15, 2021
買い物依存症は精神疾患です。
離婚の前に一度手を差し伸べてあげてください。
ここでは、以下のことを説明していきます。
買い物依存症ってどんな状態のこと?妻は当てはまる?
なぜ嫁は買い物依存症に陥ってしまったのか?
買い物依存症から抜け出すための方法9選
これを読めば「今あなたが妻にしてあげられること」が明らかになります。
買い物依存症は簡単に抜け出せるものではありません。
根気強く働きかけてあげてください。
私も「あなたの妻を買い物依存症から立ち直らせるお手伝い」をさせて頂きます。
ぜひ最後まで目を通してください。
もくじ
「買い物依存症に陥っている状態4選」あなたの妻は当てはまる?
ここでは第三者から見て買い物依存症に陥っているのかどうか分かりやすい指標を紹介します。
1、購入したものを使っているか?
妻が買い物依存症に陥っているかどうか一番わかりやすい指標が「買ったものをちゃんと使っているかどうか」です。
本来買い物とは使うために買う行為のことです。
ですが、買い物依存症の人は使わないのに買ってしまうことが多く「買う行為そのもの」が目的となってしまっています。
タグが付いたままの洋服や開封されていない状態のものが山積みになっている場合は間違いなく買い物依存症と思ってよいでしょう。
2、その人の生活には必要のないものまで買っていないか?
買い物依存症の人の特徴として、買うこと自体に向いていて、物を見れていません。
(例)
●その人が普段着ているのとは全く違うタイプの服・くつ・カバン。
●既に必要なものは揃っているのに、いつか使うだろうと買われた調理グッズ。
●習ってもいないスポーツ用品。(ゴルフ用品など)
以上のようなものが家に溢れてきたらあなたの妻は完全に買い物依存症です。
3、カードを限度いっぱい使っていないか?
もしも子供がいる場合、将来に向けて貯金をする妻は多いと思います。
ですがそれは正常な判断ができる場合のみに限る話です。
買い物依存症に陥ると正常な判断ができなくなります。
後先考えず「買いたいから買う」「買わないと落ち着かない」という状況です。
家族があるのに異常なお金の使い方をしている場合は買い物依存症の可能性が高いでしょう。
4、借金をしていないか?(収入以上の買い物をしていないか?)
借金をしてしまうのも大きな特徴です。
頭の中は買い物のことでいっぱいになり一切の計画性もなくなってしまいます。
妻は良くないことだとは分かっていながらもやめられなくなっています。
実は、このような時には以下のような負のサイクルが出来上がってしまっているのです。
1 良くないことだと分かっているので罪悪感を抱く
2 その罪悪感を払しょくするためにまた借金をして買い物をする
買い物依存症に陥り借金を繰り返している場合、家族に内緒にしている可能性が高いです。
少し怪しいと思ったら本人に聞いてみてください。
ですが秘密にしている時点で口を割らない可能性が高いので、無理やりにでも調べてみることをオススメします。
一度借金をするとハードルが下がり、借金を繰り返すようになります。
気が付いたときには手が付けられないほど膨らんでしまっていることもあるので注意深く観察してください。
妻の現状が上記の1~4の項目に当てはまる場合は、間違いなく買い物依存症です。
買い物依存症は、買い物をした時に得られる高揚感によって自分の中の心の穴を埋める作業をしています。
買い物依存症に陥ってまうと、いくら買っても満足しません。
買い物依存症とは精神疾患の一種です。
妻を責めるのではなく買い物依存症を克服するために一緒に立ち向かってあげてください。
今回は実店舗で買い物をする「買い物依存症」について説明していきますが、もしあなたの妻が「ネットでの買い物依存症」の場合は以下で対策方法を紹介しています。
少し対策の仕方が違いますのでぜひ一読してみてください。
なぜ妻は買い物依存症に陥ってしまったの?どうして買ってしまうの?
主な原因は「自己肯定感の低さ」「承認欲求」「強いストレス」だと言われています。
妻を買い物依存症に陥らせてしまう上記の3点とはどのようなものなのでしょうか?
妻の現状と照らし合わせて考えてみてください。
自己肯定感の低さ
何かに依存する人は自己肯定感が低い傾向にあります。
例えば、仕事で認められない・結果が出ないとき、自己肯定感が低い人は以下のように自己否定をし続けてしまいます。
●「自分には価値がない」
●「自分は何をやっても駄目だ」
そして、何かに依存しなければ自分を保てなくなります。
その依存の形が「買い物」という形で現れます。
承認欲求
依存症に陥る人は誰かに認めてもらいたいと強く願っています。
買い物依存症の場合、買い物をすることで以下のような実感を得ることができます。
●店員さんが自分を褒めてくれる
●店員さんが自分を認めてくれる
その状況がとても心地良く、自分に自信を持つことができるため、買い物依存症に陥ってしまいます。
逆に買い物を止めると「自分は価値のない人間に戻ってしまう」との恐怖心もあり、そのことも買い物依存症から抜け出せない一因になっています。
ストレス原因1:人間関係の希薄さ
社会から離れてしまっている人に起こりやすいことです。
結婚や出産を機に家庭に入ってしまう人もいるのではないでしょうか。
最初は平気なのですが徐々に誰とも繋がっていないことにストレスを感じるようになってきます。
次第に寂しさや不満を募らせ、その心の穴を埋めるために買い物を繰り返すようになります。
ストレス原因2:仕事
仕事のストレスによって買い物依存症から抜け出せなくなる人もいます。
社会に属しているとあらゆる問題が生じてくるのではないでしょうか。
●頑張っているのに評価されない
●上司に批判ばかりされる
●陰口を叩かれる
●仕事量が多過ぎる
●拘束時間が長過ぎるため睡眠時間も満足に取れない
あらゆるストレスが買い物でのストレス発散へと向かいます。
買い物は、欲しいものは思いのままに手にすることが出来、何より店員さんから常に認められ気分よくいられますよね。
買い物することで会社で得られなかった「承認欲求」や「高揚感」を求めて買い物をし続けてしまうのです。
ストレス原因3:家事・育児
家事も育児も誰にも評価されることのないことが多いです。
●(夫)お礼を言われないばかりか少し手を抜くと批判をされる
●(子供)わがまま放題で感謝されることはまずない
夫からも子供からも感謝も認められもしない妻は、イライラ・モヤモヤした感情を解消するために買い物に向かってしまう傾向にあります。
妻は買い物をすると店員さんから褒められ認めてもらうことで、自分の居場所を見つけた気分になり抜け出せなくなっていくのです。
ストレス原因4:希薄な夫婦関係
夫との関係が上手くいっておらず、そのストレスを解消するために買い物に走ってしまう人もいます。
●夫が仕事で忙しく会話がなく寂しい
●夫からの愛情が得られない
妻は「寂しさ・虚しさ・悲しさ」を募らせ、ぽっかりと開いた「心の穴」を買い物という手段を使って必死に埋める作業をしています。
ストレス原因5:周りに対する劣等感
周りに対する劣等感の強い人も買い物依存症に陥りがちです。
他の人に勝る部分がないと思っている人はハイブランドを身につけることによって優越感を得ることを求めます。
ハイブランドは周りからの評価が分かりやすい形であらわれますよね。
商品を買うとき(店員さんから)、身に着けているとき(不特定多数の周りから)、無条件に優越感を感じることができます。
そして一度ハイブランドを身につけ始めると、今度は周りの目を過剰に気にし始め、常に新しいものを持っていないと不安になってしまうのです。
妻は他者からの優越感に浸り続けたいがためにハイブランドを買い続けてしまいます。
あなたが買い物依存症の妻にしてあげられること9選
妻はなぜ買い物依存症に陥っているのか原因を突き止めてください。
原因によって対策が変わってきます。
まずは妻の話をしっかり聞いてあげてください。
買い物依存症は、心の穴を埋めるための行動です。
何が原因で心に穴が開いているのか分かったらそれを買い物以外の方法で埋める努力をしてみてください。
以下で解決方法を紹介します。
1、自信をつけてあげる
買い物をしたときに店員さんから褒めてもらえるその快感が忘れられず、その快感を求めて買い物を繰り返す人がいます。
それは、誰も自分のことを「認めてくれない」「褒めてくれない」といった思いからくるものです。
自己肯定感の低い人は他者から認められること(=承認欲求)を強く求めています。
買い物依存症は承認欲求を外に求めるがために起きてしまうことです。
以下は妻が感じている現状です。
●家事育児を頑張っても何もなんの感謝もなく報われない
●仕事を頑張っても誰も認めてくれない
買い物依存症に陥ってしまう人の気持ちが分からなくもないわ。
そのため、あなたは以下のことをしてください。
●妻のやってくれたことに対して過剰なくらい感謝を伝えましょう。
●仕事を頑張っている妻を結果は出なくても頑張っているそのこと自体が凄いのだと、たくさん褒めてあげましょう。
「家族から認められている」という確固たる自信をつけることが出来たら、店員さんからの称賛に頼る必要が無くなります。
2、クレジットカードを解約
まず、今持っているクレジットカードを廃棄してください!
クレジットカードは借金です。
皆当たり前のように何の違和感もなくクレジットカードを使っていますが、クレジットカードは買い物をする度に借金を作っていく行為であることをまず自覚してください。
クレジットカードさえあれば、入ってくるお金の見込みがなくても買い物ができてしまいます。
翌月に使用した分が引き落とされてるまで借金は残り続けることになります。
クレジットカードを持つことが買い物をエスカレートさせてしまっている事実に目を向けてください。
まずは、クレジットカードを解約しましょう。
カードを完全に持たないのは不便だと言う人にオススメなのがデビットカードです。 その月に使って良いだけの金額を、デビットカードと紐づけている口座に振り込むようにしてください。 口座から金額がなくなったら買い物ができなくなるので良い手ですよ。
何かいい手立てはないかな。
ただ本人が申し込まないといけないのが難点なんだけどね。
<貸付自粛とは> ご本人が自らに浪費の習癖があることやギャンブル等依存症によりご本人やその家族の生活に支障を生じさせるおそれがあること、その他の理由により、自らを自粛対象者とする旨を日本貸金業協会に対して申告してもらうこと。 ※自粛対象者とは、ご本人が貸金業者に対し金銭の貸付を求めてもこれに応じないこととするよう求める対象となる個人をいいます。 (日本貸金業協会HPより引用)
借金が膨らんで立ち行かなくなって困っている人は弁護士さんに相談することも視野に入れてください。
3、ストレスから解放
ストレスの元となっているものから離れさせてあげてください。
ストレスとなっているものが近くにある限りなかなか解決されません。
一度、距離を置くことをお勧めします。
●ストレスが仕事の場合
仕事を休職したり転職することを勧めてください。
仕事とは本来お金を稼ぐ行為です。
それがストレスとなり買い物依存症に陥りすべてのお金を使い果たすようなら働く意味はないと思ってください。
仕事を楽しんでいる場合でも、何年もその状態であるのならば「離れる」といった手段を取ることは間違った選択ではありません。
自分の体も心も破壊されていることにも気づいていない人もいたり… 必ずしも頑張り続けることが良いわけではないのよね。
離れてみるといかに異常な状態だったかが分かると思います。
そして今の職を手放すことで、思いもよらない職に巡り会えるかもしれませんよ。
今の職場がすべてだと思わないでくださいね。
●ストレスが家事育児の場合
妻が一人で過ごせる時間を極力確保してあげてください。
●休日の家事育児は夫が受け持ち妻を自由にさせてあげる
●ベビーシッターを雇う
●文明の利器を導入し妻の負担を減らす(食洗器・乾燥機付き・ルンバなど)
自分の時間がないことは思っている以上にストレスのたまることです。
定期的に一人の時間を作ってあげてください。
4、社会と関わりを持てるように働きかける
依存症に陥っている人は人間関係が希薄になっている人が多いと言います。
人間関係が希薄化することによって寂しさや満たされない気持ちから逃れるために買い物に走ってしまうようです。
あなたは妻が健全な人間関係を取り戻せるように働きかけてあげてください。
人との交流が生まれ寂しさを感じなくなると買い物依存症から抜け出せる可能性は上がります。
●定期的に友人と会えるように時間を作ってあげる
●習い事を始める
●仕事を始める
どんなことでも良いので、妻が社会(人)と接点を持てるように働きかけてあげてください。
5、家庭内人間関係の改善
家庭内の人間関係(夫婦・育児・姑関係)がストレスになり、買い物依存症に陥る原因になっていることもあります。
その場合は以下のことを試みてください。
●夫婦関係:話を聞いてあげる・しっかり話をする・一緒に過ごす時間を増やす
●子供との関係:親に援助を求める・ベビーシッターを雇う
●姑との関係:距離のある場所に引っ越す・連絡を取れないようにする
お金のかかることもあるかとは思いますが、今後の買い物依存症で使われる金額を考えると一度試してみるのも良い気がします。
費用対効果を考えても投資する価値はあるのではないでしょうか?
6、専門機関
買い物依存症に陥りやすい人は以下のような性質を持っています。
真面目
責任感が強い
自分を追い詰める
精神が弱くストレスを感じやすい
この特徴を見て気づきましたか?
実は「買い物依存症になる人」と「鬱病になる人」の特徴が酷似しているんです。
実は買い物依存症に陥っている人の多くがうつ病も患っているとの統計も出ています。
買い物依存症と分かった場合は医療機関を受診することも念頭に入れておいてください。
7、筆記開示
買い物がしたくなったら、その時の自分の感情を全て文字で表してみてください。
ポイントはあらゆる全ての感情を書き出すことです。
●「どんな時に、何を、どのように感じたか」
●「なぜ買い物をしたいのか」
洗いざらいに書いてみることです。
そして自分の感情を知ることで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。
書くことで自分の頭の中が整理され冷静になることができます。
人はモヤモヤするからこそ、それを解消しようと衝動的な行動に出たりします。
筆記開示によって頭の中の整理をすることをオススメします。
8、熱中できることを見つける
妻が「熱中できるもの」を見つけてあげてください。
何かに熱中していると買い物することに気が向かなくなってきます。
●スポーツ
●楽器
●習い事
なんでも構いません。
色々なことに挑戦させてあげてください。
興味関心が徐々にそちらに移り始めれば買い物依存症から抜け出すのも時間の問題だと思います。
あなたは妻が色々なことに挑戦できる環境づくりに協力してあげてください。
9、買い物をする前に話し合う
妻が買い物をしたくなったら「なぜそれを買いたいのか」話し合うようにしてください。
そして話を聞いてもらえた妻は心が満たされ買い物することも減っていくかもしれませんよね。
妻の話を聞くことに重点を置いて、とことん話を聞いてあげてくださいね。
この際、感情的にならず、冷静に話し合いをすることが重要です。
買い物依存症に陥っている人は責められることを過剰に恐れています。
感情的に怒ってしまったら、責められることでストレスを感じ買い物が加速してしまうかもしれません。
冷静さを保って話をすることを忘れないでくださいね。
強い意思を持てば妻は必ず買い物依存症から抜け出せる!
いかがでしたか?
ここでは以下のことを説明してきました。
●買い物依存症とはどのような状態なのか?
●買い物依存症を克服するために働きかけること9選
こちらを見てやはり妻は買い物依存症だと確信した人も多いと思います。
ですが、買い物依存症は「強い意思を持つこと」「環境を変えてあげること」で依存状態から抜け出すことが可能です。
時間はかかったとしても必ず立ち治ることができます。
妻を信じてあげてください。
夫が信じてくれていることが何より一番の力になります。
2人で力を合わせて頑張って買い物依存症から抜け出してくださいね。
あなたとあなたの妻に1日でも早く笑顔が戻ることを心より祈っています。