子育て真っ最中の、そしてまだ見ぬ我が子を夢見るお父さんお母さんへ
「どうしてこの子は今、泣いているんだろう?」
子供が泣く理由を考えた事はあるでしょうか?
そもそも泣くという行為自体がマイナスの印象が大きいこともあり
「伝えたい事があるならあるでもっと良い方法を取らないとダメでしょ」
と思ったり、
「泣くにしても迷惑かからないようにして欲しいなぁ」
など基本、否定的な考えがよぎることが多いかと思います。
しかし待てよ。
相手は子供だ。
そもそも、自分だって子供の時には大人から見れば理不尽に泣いてたはずだ。
自分が歳を取るにつれ、子供の育て方を意識するようにはなっていたが、ついに我が子に出会う事になり、子供が泣くという事は他人事では無くなりました。
これからは、たまに子供の(しかも他人の)泣いている場面に出くわすということではなく、
当事者として泣いている我が子と向き合っていかないといけない立場になったことから、
人生で初めて、子供が泣く理由について深く考えないといけないという思いにかられました。
皆さんが我が子と対面するのはまだ先の事なのか、それとも既に毎日子育てに頑張っているのかはわかりませんが、きっといつかは来るその時の為に、少しでも役に立つことになればと思います。
もくじ
どうして子供は泣くのか?
まず子供がどういう存在であるのかを大きな枠組みで知る事によって頭を整理をしましょう。
「どこから始めたら良いの?」という人は多いと思いますが、迷った時は基本に立ち返るのが良いと親父が言ってたような気がします。
そもそもですが、子供というのは全ての概念が曖昧な存在なのだそうです。
この辺りは偉い先生方が長年の研究によって培われた科学的結論なので多いにその知識にあやかりましょう。
当たり前ですが、産まれた時は全ての知識、経験などがゼロです。
しかし、ちょっとした事で生命の危機が訪れてしまう赤ちゃんは、何とか自分の意思を伝えないと身が危ない事を良く知っています。
そんな、言葉はおろか、キチンとした発声もままならない赤ちゃんの唯一無二の強力なコミュニケーションツールが泣くという事なのです。
大袈裟ではなく、泣くという事は子どもにとって、命に関わることなのです。
とは言え泣くという事は時に重大なメッセージを伝えている時もありますが、あくまで日常の中で起こる事でもあります。
泣いている子供へはどう接するべきか
全てのパターンを説明する訳にはいきませんが、年代別の大まかな泣く理由のバリエーションを知ることでいざ子供に泣かれてしまったときに落ち着いて対処できる準備をしましょう。
敵(子供)を知れば百戦危うからず的な事を確か昔の偉い人が言ってたハズです。
0歳~
新生児に取って「泣く」ことは生理的なことです。
基本、自分が不快に思っている事を表すために行います。
泣いて声帯を鍛えるという面もある為、そもそも「泣く」行為は必須なことです。
0歳は「動物から人間になる時期」とも言われています。
そもそも子供は泣くのが仕事くらいに構えておくのが良いかと思います。
1~2歳
いわゆる「いやいや期」が開始されます。
かなりしつこくギャーギャー泣く時期に入りますが、
大事なのは泣くのは自分の何かを主張するために泣いているという事です。
主張を汲んであげる事は必要ですが、本当にダメな事は泣いていてもキチンと伝える事が肝要です。
甘えたくて泣いている事も多いです、愛情をキチンと伝えてあげるために抱きしめてあげることは良いそうです。
ウチは娘なので目いっぱいハグしてあげようと思います。
3~4歳
集団に入っていく時期
身内以外の人に対して泣く事が多くなります。
泣いている時は感情のセーブができないのでキチンと泣き止んでから理由を聞いてあげましょう。
言葉を話出すとはいえまだまだ全てを理解して話している訳ではないという理解は必要だと思います。
5~6歳
ここまで来るとかなり大人に近づいてきている印象です。
泣くことを我慢できるようにもなります。
泣く理由もこれまでと比べて明確に説明できるようになってきます。
ここにきてようやく一人の人間、一人格として(大人に近い形で)対応できるようになってくるのかなと思います。
逆に言うとここまでは自分が持っている当たり前の常識をぶつけてはいけないんだと、それはルール違いの競技を相手に求めているようなものなんだなと感じました。
まず大人であるあなたが子供である彼ら、彼女たちのルールに入っていってあげなければ根本的な解決にならないのだと気づかされます。
全ての親が抱える「子供が泣く」事に対する不安
インターネット、とりわけSNSで子供が泣く事についての事を調べてみると予想以上に沢山の親の苦悩があることに気づきます。
中には極端な意見や、恐ろしい事例などが出て来るので気が滅入る事もありますが
しかし、子供が泣くという事は古今東西全ての親への試練のようなものでもあり、
お手軽にというような方法はなく沢山の知識をつけ、色んな経験をして自分なりのオリジナルな子育てを見つけていくことしかないんだと気づくことは、むしろ救いであるような気がしてきます。
皆が抱える不安だからこそ、それは共通の認識であり、みんなで越えていくべき課題である事を知って、決して1人だけで悩まないで良いんだと前向きに考えましょう。
助けて欲しいと声を発する事は決して恥ずかしい事ではありません。
あなたを育てたのはきっとあなたの親だけではないのですから。
沢山の子育てに頑張る同志たちの苦労に一つ一つ頑張れを送りたい気持ちで一杯になります。
移り変わる時代と変わらない子供が泣く理由
時代は日々変わっています。
10年ひと昔と言われますが、環境や情報も目まぐるしく変わっていってしまう中では子供を育てるという事は容易ではないとは思います。
しかし、今に産まれた私たちは今でしかない利点も沢山あります。
変わってしまって便利になった物はドンドン使いましょう。
視点を変えれば現代には昔になかった便利なものに溢れています。
どうしても子供が泣き止まず、どうしても泣き止んで欲しい時は医学的、科学的には多用するのはあまり好ましくないとは言われていますが、スマホで動画を見せるのも手だと思います。
インターネット、書籍などで知識を入れる事も大事です。
そして親戚などの身内、ママ友やパパ友などと情報を共有し、いざとなったら助けて貰う事、逆にあなたが子育てに困っている人を助けてあげるのをためらわないでください。
人との繋がりは良い事ばかりではありませんが、将来の為に必ず必要な事だと思います。
子供だって3~4歳になれば集団に入っていくのですから(笑)
泣く子供と共に生きるということ
1子供が泣くというのは生きるためである
2泣く理由も様々まだ「何故」かを説明できないので様々なパターンの知識が必要、しかしそれだって万能ではない
3不安は全ての親がもつ共通認識、あなただけではない事を知ってほしい
4昔は昔、今は今、使えるモノは全て使う図々しさが子を強くする
凄く強引にまとめてみました(笑)
これを読んでいる皆さんに伝えたいのは、子供と接するというのは幸せなんだという事を感じてもらいたいという事です。
これに尽きます。
私は、子供を見るととりあえず口角が上がってしまいます。
不思議と笑顔になり、幸せな気持ちになるんです。
子育てに関して、考え過ぎるとしんどくなってしますかもしれませんが、
それが全てであって欲しいなと願うばかりです。
いかがでしたでしょうか?
子供が泣く理由を考える事によってすぐ目の前の問題は解決しないかもしれない。
しかし子育てをするにあたってみんながぶち当たる壁であり、そこを乗り越える為に人類が積み重ねてきた英知を知らないのはもったいない。
そして色んな人の意見を聞き取り入れる事によって袋小路に陥っているあなたの限界は意外に簡単に解決できるかもしれない。
いつかそんな経験をあなたの後に続く子育て後輩に伝えて上げることで今度はあなたがその誰かを救ってあげる人になってあげてほしいと願っています。