梅雨の時期や冬は洗濯物を乾かすのに苦労しますよね。
天気が悪いと外に干せないから、どうしても部屋干しが多くなります。
乾くのに時間がかかることで、生乾き臭がして困っていませんか?
今回はこのようなお悩みを解決します。
この記事を読むとこんなことがわかります。
・洗濯物を早く乾かすために必要な条件4つ
・洗濯物を早く乾かすテクニック
・すでに生乾き臭がついた衣類の対処法
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
もくじ
■洗濯物を早く乾かすために必要な条件4つ
洗濯物は5時間以内に乾かせば生乾き臭がしません。
匂いの元となる菌が、繁殖して臭いを出すのが5時間以降と言われているからです。
つまり、いかに早く洗濯物を乾かすかがとても重要です。
洗濯物を早く乾かすために必要な4つの条件をご紹介します。
①洗濯物の水分量を減らす
水分を多く含んでいると乾くのに時間がかかるからです。
手で絞ったタオルより、洗濯機で脱水したタオルの方が早く乾きますよね。
干す前にしっかり水分量を減らしておくのが近道です。
②空気の通り道を作る
干す時に洗濯物同士がくっついていると、ジメジメした空気の逃げ場がないからです。
風通しをよくすることで、乾いた空気も入ってきますのでどんどん乾きますよ。
③気温(室温)を上げる
気温が高いと水分が蒸発して早く乾くからです。
気温の高い夏は洗濯物があっという間に乾きますよね。
部屋干しでは、なるべく室内を暖めることが大事です。
④湿度を下げる
湿度が高いと水分がなかなか蒸発しないからです。
梅雨は気温が低いわけでもないのに、乾かないですよね。
気温と湿度、両方とも意識する必要があります。
5時間以内に洗濯物を乾かすことができますよ。
■【条件別】洗濯物を早く乾かすテクニック
4つの条件は分かりました。
それぞれの条件を満たすテクニックを解説します。
条件①洗濯物の水分量を減らす
洗濯物の水分量を減らすにはしっかり脱水することです。
⚪︎2回脱水する
洗濯が終わったら、厚手のものをもう一度脱水しましょう。
厚手のものは1回の脱水だと、まだ水分が残っているからです。
2回脱水にかけることで、より水分を飛ばして乾かしやすくできます。
ポイント
この時乾いたバスタオルを一緒に入れるのもおすすめです。
タオルが水分を吸ってくれるからです。
ジーンズ等の厚手の物を、タオルで巻きネットにいれるとより効果が増します。
デリケートな生地の衣類は、脱水で傷む可能性があるので注意が必要です。
条件②空気の流れを作る
空気の流れを作る為に以下のことを実践してください。
⚪︎間隔を空けて干す
洗濯物同士がくっつかないように間隔を空けましょう。
密集してると湿った空気が留まります。
具体的には10〜15センチぐらい離すといいですよ。
⚪︎ズラして干す
洗濯物をズラして干しましょう。
生地が重ならない部分を多くすることで早く乾くからです。
例えばタオルは片方を長く垂らすようなイメージで干してみてください。
乾くと落ちてしまうので洗濯バサミで止めてくださいね。
あるいは角ハンガーに挟んで全体を垂らして干すといいですね。
⚪︎アーチ干しする
丈の長い物を端に、短い物を中心に干してください。
アーチ状にすることで、空気の流れが良くなるからです。
真ん中に長い丈のものがあると、そこで空気が遮断されてしまいますよね。
アーチ干しを意識してみてください。
⚪︎アイテムを使って風の通り道を作る
最近では空気の流れを作るための便利なアイテムもあります。
このハンガーは干した時に服の中に空間をつくってくれます。
厚手のパンツはこれです!驚くほど早く乾きますよ。
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⚪︎扇風機orサーキュレーターで風を送る
空気の通り道を作ったら、扇風機やサーキュレーターで風を当てましょう。
風を送ることで湿った空気を飛ばしてくれるからです。
ようは外に干す時と似た状況を、室内で再現する感じです。
無風状態よりも、格段に早く乾きますよ。
条件③気温(室温)を上げる
エアコンやヒーターを使って室温を上げましょう。
室温が低いとどうしても乾くのが遅くなるからです。
温度は18度あれば大丈夫です。
ただ電気代が気になるという方もいるでしょう。
その場合は洗濯する時間を変えるのがおすすめです。
夕方洗濯すれば、夜家族がいるときに干せるからです。
普段エアコンを使う時間に洗濯を干す事で、電気代が余分にかかることを防げますよ。
条件④湿度を下げる
部屋干しするのに理想的な湿度は50%以下です。
60%を超えるとなかなか乾かず、雑菌が繁殖して臭いがでてきます。
湿度を下げる具体的な方法は以下を参考にしてください。
⚪︎新聞紙、重曹、炭などを置く
新聞紙、重曹、炭は水分を吸ってくれるので除湿効果が期待できます。
新聞紙は1回くしゃくしゃにして広げたものを敷きましょう。
一番手軽にできますね。
重曹はお皿や容器に入れて洗濯物の下に置きます。
1ヶ月ぐらいで交換しましょう。
炭は除湿だけでなく、消臭の効果もあります。
3ヶ月〜半年で交換します。
洗って乾燥させるとまた使えますので、便利ですね。
⚪︎除湿機を使う
手っ取り早く湿度を下げるなら除湿機が1番です。
最近では除湿しながら風を送れる機種もあります。
洗濯物を乾かすにはもってこいですね。
さらに干し方も工夫すれば3時間ほどで乾くでしょう。
■早く乾かしても匂いがとれない洗濯物の対処法
乾かしたあとは無臭だったのに、汗や水で濡れると生乾き臭が発生することがありますよね。
実は臭いの元となる雑菌は一度つくと、通常の洗濯だけでは除菌できないんです。
ついてしまった雑菌はしっかり除菌しましょう。
ここからは生乾き臭の元となる雑菌の除去方法を3つお伝えします。
・お湯につける
臭いのする衣類は洗濯する前にお湯につけましょう。
雑菌は熱に弱いので、お湯にしばらくつけておくと死滅します。
具体的には60度以上のお湯に20分ほどです。
あとは普通に洗濯して、早く乾かせば臭いはしなくなります。
ポイント
洗濯したあとはすぐに干してください。
濡れた衣類を放置するとせっかく除菌してもまた菌が繁殖します。
・酸素系漂白剤につける
酸素系漂白剤も除菌が可能です。
汚れも落ちやすくなるし、一石二鳥ですね。
手順は以下の通りです。
酸素系漂白剤を使う際は必ず手袋をしてくださいね。
①40度のお湯に酸素系漂白剤を溶かす
量はお使いの漂白剤の表示を確認してください。
②臭いのする洗濯物をつける
時間は15〜20分ぐらいです。
③通常通り洗濯する
・コインランドリーで乾燥する
量が多い時はコインランドリーで乾燥させるのもおすすめです。
コインランドリーの乾燥は高温で行うので、菌が死滅するからです。
例えば洗濯は自宅でして、乾燥だけコインランドリーですると節約にもなります。
洗っても取れない臭いは、生乾き臭だけではありません。
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■洗濯物を早く乾かすことでストレスフリーになれる
今回は洗濯物を早く乾かすテクニックについて解説してきました。
早く乾かす条件4つです。
・洗濯物の水分量を減らす
・空気の流れを作る
・気温(室温)を上げる
・湿度を下げる
条件を満たすためのテクニックを実践すれば、目標の5時間以内に乾かすことは十分可能です。
特に干し方を工夫するだけで、今までとは見違えるほど早く乾くので驚きますよ。
私も実践していますが、いつも生乾きだったデニムがすっきり乾くので最高です。
さらに1度ついてしまった菌の除菌をすれば完璧です。
これでもう生乾き臭とはおさらばです。
洗濯物を早く乾かして、雑菌を寄せ付けない習慣を身につけましょう。
さぁ、ストレスのない洗濯ライフの始まりです。