衣類についている洗濯表示って確認してますか?
オシャレ着じゃないし『大丈夫だろう』でそのまま洗濯してませんか?
私は主婦歴は長くないですが、経験のカンでついついやっちゃいます。
先日も子どものポリエステル素材の上着が汚れたので洗濯したんです。
夜だったし明日も着るから乾燥までしてから思い出しました。
あれ?乾燥機かけても大丈夫な素材だったかな?
あとで洗濯の表示タグをよく見たら、タンブラー乾燥禁止の表示でした。
やってしまいました。
一応見た感じ大丈夫そうなので1回くらいなら大丈夫だったのかな。
それを夫に話してみたら、なんて言ったと思いますか。
「え?ダメなの?」
「表示とか素材とか見てないよ?」
ですって。
みなさんの中にも同じ様な人がいるかも知れませんね。
そこで今回はポリエステルの洗濯方法を紹介します。
- ポリエステルの特徴ってなに?
- 洗濯方法は手洗いor洗濯機どっち?
- 乾燥機はOK?NG?
- オススメの洗剤はあるの?
こういった疑問にも答えていきます。
この記事を読んでもらえればポリエステル素材の洗濯には困らないでしょう。
そして私の夫のようになんでも洗ってしまう人にも簡単に説明できるはずです。
もくじ
ポリエステルの洗濯方法
ポリエステルの洗濯をネットで調べるとシワになるや洗濯機では洗えないなど出てきます。
しかしポリエステル素材の特徴を知っていれば簡単にできてしまいます。
洗濯機での洗濯方法
弱アルカリ性の洗剤を使用して水を使って洗濯機で洗いましょう。
用意するもの
- 弱アルカリ性洗剤
- 柔軟剤
- 洗濯ネット
- 洗剤と柔軟剤を規定量いれる
- 洗濯物を裏返す
- 洗濯ネットに洗濯物をいれる
- 通常通り洗濯する
以上です。
ポリエステルは耐久性が高いので通常通り洗濯できます。
ポリエステルだからといって特に変わったことをする必要もないので簡単ですね。
洗浄力の高さと部屋干し対応もしているオススメの洗剤です。
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洗濯機で洗濯する際の注意点。
洗濯物は裏返し、柔軟剤と洗濯ネットは必須と覚えておいくてださい。
これらは毛玉防止のためでもあります。
毛玉は衣類の摩擦によって発生します。
柔軟剤は繊維をコーティングし着用の際に摩擦を軽減してくれます。
同時に静電気の防止にも効果がありです。
洗濯ネットは洗濯時に他の衣類とこすれるのを軽減してくれます。
洗濯物は裏返すことで衣類の表面がこすれないのでさらに摩擦の軽減になります。
また裏返すことで肌が触れる裏側を洗濯できることで皮脂汚れにも効果的です。
こちらの記事には毛玉の対処法なども詳しくまとめてあります。
ポリエステル素材のオシャレ着
ポリエステル素材の衣類でもオシャレ着などあります。
そういった場合は中性洗剤を使うのがオススメです。
アルカリ性洗剤は衣類を傷めやすいけど洗浄力が強いのが特徴です。
中性洗剤は洗浄力はアルカリ性より弱い分、衣類を傷めにくい特徴があります。
蛍光増白剤が入っていないので色物も気にせず洗えます。
すすぎ1回でOKなところもオシャレ着を傷めなくていいですよね。
これはオシャレ着ですって売ってないんだよね
そんな男性にもわかりやすい方法があります。
衣類についている洗濯タグを確認してみてください。
注意書きで中性洗剤の使用するように書いてあります。
オシャレ着は洗濯機のドライや手洗いといったコースで洗濯してください。
手洗いでの洗濯方法
手洗いの基本はぬるま湯です。
用意するもの
- 洗濯用洗剤
- 洗面器やバケツ
- ゴム手袋
アルカリ性の洗剤は皮脂汚れに強いのが特徴です。
そのため長時間使用すると時はゴム手袋の着用がオススメです。
特に肌荒れが心配な人は着用してください。
- 30℃くらいのぬるま湯に洗剤をいれ洗濯液をつくります。
- 洗濯液に20分~30分つけ置きます。
- 汚れが落ちていない場合は1時間ほど追加してつけ置きしてください。
- 汚れ落ちを確認してから押し洗いで全体の汚れを落とします。
- 水のにごりが無くなるまですすぎ洗いする。
以上です。
粉末洗剤を使用する場合は洗剤が残りやすいのでしっかりすすいでください。
着用時に洗剤が残っていると肌荒れの原因になる可能性もあります。
つけ置きで汚れ落ちを確認したら洗濯機ですすぎ洗いします。
ポリエステルは吸水性が悪く速乾性が高い素材です。
脱水は短時間で軽くするだけで大丈夫です。
手荒れの心配もなく、洗剤の洗い残しもない一石二鳥ですね。
洗濯する前に知っておきたいポリエステルの特徴
ナイロンとかカタカナ表記の素材ってなんとなく一緒じゃないのかなと思ってます?
ポリエステルがどんな特徴なのか答えられる人は少ないでしょう。
ポリエステルの特徴
ポリエステルの特徴を一覧にしてみました。
デメリット
- 毛玉ができやすい
- 静電気がおこりやすい
- 吸水、吸湿性が低い
- 汚れを吸収しやすい
メリット
- 耐久性が高い
- 縮みにくく伸びにくい
- 形状記憶性が高い
- 速乾性が高い
- 熱に強い
- 軽い
メリットの性能が非常に高くアパレル業界では重宝されています。
ポイント
・速乾性を活かしたシーツなどの寝具
・シワになりにくさと形状記憶性をいかしたスカートなどのプリーツ
・耐久性をいかしたカーテン
・形状記憶、速乾をいかしたワイシャツ
・軽く高い耐久性をいかしたバック
など、ほんの一例ですが身の回りに多く存在します。
100%ポリエステルと混合ポリエステル
洗濯表示のタグを見るとポリエステル100%と表示されている物があるはずです。
中にはポリエステル20%とかの表示があるかもしれません。
ポリエステルは他の繊維と混ぜることで両方のメリットをいかすことができます。
他にはリネン×ポリエステルのシーツなどの寝具
ポリエステルのデメリットである吸湿性に優れたリネンが補ってくれます。
速乾性があるため手入れが楽にできるのが特徴です。
このようにポリエステルは他の繊維と混ぜることが出来ます。
表示タグを見ることで、どんな特性があるのかを知ることが出来ますね。
ポリエステルの洗濯タグの表示
平成28年(2016年)に洗濯表示が世界共通マークに変更されました。
主に7種類にわかれます。
- 洗濯方法
- 漂白方法
- 乾燥方法
- 干し方
- アイロンの温度
- ドライクリーニング
- ウエットクリーニング
ポリエステルを乾燥機で洗濯しても大丈夫?
部屋干しする場所がないと乾燥機ってありがたいですよね。
素材としてのポリエステルは熱に強いです。
結論からいうと乾燥機を使用しても大丈夫でしょう。
ポリエステルのメリットは速乾性です。
なので乾燥機を使用しなくても比較的早く乾いてくれます。
しかしこれらは100%ポリエステル素材ならという条件でのことです。
乾燥機を使用するさいに注意するポイントがあります。
注意ポイント
- 乾燥機は短時間にする
- 100%ポリエステルかの確認をする
ネットを検索するとポリエステルは熱に弱いので乾燥機は使えない。
こういった物も見かけます。
しかしポリエステルの耐熱温度は200℃くらいあります。
このことからポリエステルが熱に弱いとは言えないでしょう。
それはポリエステルのメリットである形状記憶がデメリットになるからです。
洗濯すると衣類は絡み合います。
そのまま乾燥させるとシワのついたまま乾くことになってしまうのです。
これがポリエステルがシワになりやすいと言われる原因です。
他の素材と混合している場合は乾燥禁止となっている可能性があるからです。
オシャレ着も乾燥禁止となっているものがあったりします。
ポリエステルを洗濯してシワになったら
ポリエステルは熱に強いと言いましたがアイロンは注意です。
アイロンの高温にすると200℃以上になります。
低温で80℃~120℃、中温で120℃~160℃くらいです。
必ず低温であて布をしてアイロンがけしてください。
アイロンがけのポイント
- あて布をして低温でサッとアイロンがけする。
色移り防止のため、あて布は柄物は避ける - アイロンをあてたら冷めるまで待つ
乾燥機の中と同じ状況です。
冷ましてシワのない状態を記憶させましょう。
ポリエステルの洗濯は表示をみれば簡単だった
いかがだったでしょうか。
ポリエステルだからといって洗濯に悩むことはありません。
どの衣類にしても念のため洗濯表示を確認すれば怖くないということです。
今回紹介したのは以下の通りです。
- ポリエステルの洗濯機と手洗いでの洗濯方法
- ポリエステルの特徴
- オシャレ着や洗濯表示について
- ポリエステルの乾燥機使用について
- シワを直すアイロンのかけかた
これであなたもポリエステルの洗濯に困る事はないでしょう。