「高かった服に毛玉がっ!!」「お気に入りのセーターを洗濯したら毛玉ができちゃった。」
と、ちょっと高額だったり、お気に入りの洋服を洗濯したら
毛玉ができてがっかりしますし、できてしまった毛玉が気になりますよね。
そんな経験や思いをお持ちの方は あなた だけではなく少なからずいらっしゃることでしょう。
日常生活だけでなく特に洗濯の仕方に問題があると、いとも簡単に毛玉ができてしまいます。
皆さんできれば高額だったり、お気に入りの洋服はいつまでもきれいに着ていたいですよね!!
では、毛玉を何とかしたいけど
ここでは、洗濯の際に毛玉を防ぐ方法と毛玉ができてしまったとき、毛玉を取るコツについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
もくじ
1:どうしてできるの?洗濯物のセーターに毛玉ができる原因
そもそもどうして毛玉ができるの? 気づいたときには毛玉ってできてるけどなにが原因なの?
と疑問に思っていました。
ある日、徒歩での帰り途中や洗濯物をたたむ時、服を着替えた時などに
「あれ?毛玉ができてる!?」
と気が付いたときには毛玉ができてしまっています。
毛玉ができる直接的な原因は、主に衣類と衣類がこすれあう摩擦が原因です。
衣類の生地は繊維でできています。
摩擦によって、その繊維が毛羽立ってしまうのです。【毛羽立つ(紙や布などの表面がこすれて、細かい毛が数多く立つこと。)】
摩擦を何回も繰り返すことで、静電気が発生します。
その静電気で繊維が毛羽立ち、束になるように絡み合い丸まってしまう状態になります。
それが毛玉です。
では、
どんなときに毛玉ができるのか?
そちらを紹介しましょう。
毛玉ができるタイミング
・洗濯しているときに、衣類が絡み合う
そもそも洗濯機は、衣類同士をこすり合わせたり、衣類を叩きつけたりして、汚れを落とす仕組みになっています。
この仕組みにより、洗濯中は、頻繁に摩擦が起こるために、どうしても毛玉ができやすくなるようです。
・歩いているときに、腕や股の部分が擦れる
摩擦は、洋服を着る時も、また洋服を着てから動くことでも起こります。
よく太ももの内側とかに毛玉がつきやすいのは
歩いてるときの摩擦によるものが原因でしょう。
・椅子に座っている時に、椅子や腕掛けに衣類が当たる
椅子に座っているときでも背もたれなどの椅子と衣類の摩擦によって毛玉ができます。
また、足を組んだり足をゆすったりといったことも毛玉ができる原因になるでしょう。
・靴を履いたとき、歩くときに、靴下やストッキングがこすれる
靴を履くときや、歩いてるときなどに
靴の中底やかかと部分との摩擦によって毛玉ができます。
足裏は特に毛玉ができやすいでしょう。
洗濯の時だけではなく、何気ない日々の行動のなかに衣類同士が擦れる場面は多くあり、
毛玉ができてしまいます。
また、衣類に使われている素材にも
毛玉ができやすい素材とできにくい素材がありますので、そちらを紹介します。
2:洗濯などで毛玉ができやすい(できにくい)素材※裏返しした時のタグを確認!
毛玉ができやすい素材にはどのようなものがあるのでしょうか?
衣類に使われている素材によっては毛玉のできやすさは違います。
毛玉ができやすい素材
・アクリルやポリエステルなどの化学繊維
アクリルやポリエステルといった化学繊維は
強度が高い素材です。
毛玉ができると毛玉がずっと表面にそのままとどまってしまうため、
たくさん毛玉がついているのです。
・ウールなどの天然素材
ウールやカシミヤ、アンゴラといった動物繊維で作られた素材は強度が低く、毛玉が表面にとどまりません。
ここで思うのは、化学繊維の説明と真逆の説明をしているので、
と思うかもしれませんが、そうでもありません。
毛玉ができるけど表面にとどまらず、
ちょっとした摩擦や衝撃で毛玉が取れるため、あまりできにくいように見えるというわけです。
靴下、セーター、ニット類などに毛玉ができた経験があると思います。
これらの衣類は、化学繊維や天然素材から作られているので、毛玉ができやすいのです。
毛玉ができにくい素材
綿や麻・シルク・コットンがあげられます。
天然繊維100%の生地だと毛玉が出来にくいみたいですね。
なので、綿100%の衣類などは毛玉が出来にくくて
長く使えると考えて良いと思います。
3:洗濯などで毛玉ができてしまう前の対策
衣類を痛めず毛玉ができないようにする一番の方法は、前もって毛玉ができない工夫をすることです。
と思うかもしれませんが
これから紹介する
毛玉ができにくいようにする4つの事前対策があるので、
ぜひ参考にしてください。
①着用した衣類はブラッシングをする
洋服専用ブラシで着用後の衣類をブラッシングしてあげます。
こうすることで、ホコリが付着しにくくなるだけではなく、 静電気も除去してくれるので、毛玉ができにくくなります。
毎日するのは面倒とは思いますが、
お気に入りの服はブラッシングしても良いと思いますよ!
②毛玉ができやすいものはクリーニングに出す どうしても毛玉ができてしまうことがあります。 大事なものや値段が高くて毛玉を作り傷めたくないと思う衣類は、 長持ちさせるためにも 定期的にクリーニングに出すことをオススメします。
洗濯できるニットやセーターなどを正しい方法で洗濯しても、
③自分に合ったサイズを着る
着ている服がブカブカだったりすると
擦れやすく服が傷みやすくなります。
体型にフィットしているサイズの方が、衣類の擦れが少ないです。
できるだけ自分に合ったサイズの衣類を着ることが
毛玉の予防策になります。
④続けて同じ衣類を着ない
毛玉ができやすい衣類ほど
毎日続けて着ていると、着た分だけ摩擦により毛玉ができる可能性が大きくなります。
定期的に日にちを空けて着るようにし、
衣類を休ませましょう。
4:洗濯で毛玉を防ぐには裏返しして手洗いがベスト
洗濯で服を傷めず毛玉を防ぐためには、
ココがポイント
洗濯中に、衣類の摩擦が起こるのを最小限に抑えること
それにかかってます。
摩擦を最小限に抑えるためには手はかかります。
ですが、洗濯機を使用せず
服を一枚一枚手洗いするという方法が最も服を傷つけずに綺麗にできる方法です。
さらに裏返して洗濯することで表面の摩擦を抑えることができます。
洗濯機で洗える衣類でも、
絶対に毛玉をつけたくない大切な服や高価な衣類は手間や時間がかかりますが、手洗いをおすすめします。
また、冬には欠かせないセーターやニットも長持ちさせるためにも毛玉ができやすいセーターやニットも手洗いをおすすめします。
手洗いする手順は以下の通りです。
1.洗濯する場の準備
洗濯に使う桶や洗面台のシンクを用意し、
そこにぬるま湯(30度程度)と洗濯用の中性洗剤(おしゃれ着用洗剤など)を入れ、よく泡立てておきます。
↓
2.衣類を入れて押し洗い
用意した洗濯桶に裏返しした衣類を入れて、
優しく押し洗いします。
押し洗いの方法は、洗濯桶の衣類を沈めるように押す→浮いてきた→押す
という動作を何度か繰り返します。
↓
3.水ですすぎ洗剤分を落とす
洗剤を入れていないキレイな水に入れ替えよくすすいで、洗剤分を落とします。
すすぐ際も、押し洗いの要領で衣類を動かしましょう。
こすったり、揉んだりは、NGです。
ある程度洗剤分が落ちてきたらキレイな水に入れ替え押し洗いとすすぎの動作を3回ほど繰り返します。
最後の押し洗いのタイミングで、
柔軟剤を入れてすすぎまで行います。
↓
4.洗濯ネットに入れて脱水
洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水します。
脱水時間は、30秒以下に抑えることがポイントです。
完了!
毛玉を付けたくない、傷めたくない大切な服は
手洗い洗濯で衣類をきれいにしましょう!
5:洗濯機で毛玉を予防するには裏返しと・・・
生地同士が擦れると毛玉ができるということは、洗濯機を使用しての洗濯は毛玉ができやすいと紹介しました。
手洗いほど、毛玉を抑えることは難しいですが、 今から紹介する洗濯の仕方次第で洗濯機で洗っても毛玉を防ぐこともできますよ!
洗濯機で洗う場合に、毛玉を防ぐためには、以下のポイントを押さえて洗ってみましょう。
1.衣服を裏返しにして洗濯機に入れる
衣類を裏返しにすることで、洗濯中に、生地の表面を摩擦から保護することができます。
毛玉ができやすい靴下やストッキングは裏返してから洗濯機に入れることで、
生地表面にできる毛玉を予防することができます。
2.洗濯機の適正量を守る
洗濯機に衣類を無理やり押し込まないように注意しましょう。
洗濯機にいっぱい衣類を押し込むと衣類同士が擦れ合いが強くなってしまいます。
そうすると毛玉の原因になりますので、洗濯機の適正量に合った衣類を入れて洗濯するようにしましょう。
3.洗濯ネットを使う
洗濯ネットに衣類を入れると
衣類同士が絡み合い、擦れることが少なくなります。
摩擦を軽減するために、大事な衣類や毛玉になりやすい衣類は、 洗濯ネットに入れましょう。
ただ、洗濯ネットには、
複数ではなく衣類を1枚だけ入れるようにしましょう。
衣服を裏返しにしてから入れるとさらに効果的です。
また、洗濯ネットのサイズが衣類よりも大きすぎると、
ネットの中で衣類とネットが擦れ合い摩擦が起こりやすくなるので、なるべくピッタリと収まるサイズを選びましょう。
タイツやハイソックスなどの丈が長いものは、洗濯機の中で絡み合う可能性が高いです。
ゆるく結んで、なるべく丈を短くするようにしましょう。 結ぶことに抵抗があるという方は、 小さめの洗濯ネットに入れて洗濯するのがお勧めです。
4.柔軟剤を使う
柔軟剤には衣類をふっくら仕上げるだけでなく、
柔軟剤を使うと、毛玉ができる原因である静電気を抑えてくれます。
なので柔軟剤を使うことで、毛玉の発生を抑えられます。
また柔軟剤に含まれている柔軟成分が繊維の表面を覆うことで、静電気が起こる原因の摩擦を減らしてくれます。
着用による摩擦も防いでもらえますよ。
花粉が衣類につく原因の1つは静電気なので、静電気をガードすることで花粉がつくことも防ぎます。まさに一石二鳥ですね。
柔軟剤メーカーのレノア公式サイト、【静電気・花粉ガード】でも説明されています。
5.ドライやおしゃれ着コースで洗う
もしドライコースやおしゃれ着コースの機能がある洗濯機は、
洗濯する際に普通コースではなくドライコースやおしゃれ着コースで洗いましょう。
衣類に負担にならないよう優しく洗えるので、衣類がこすれあうことを防げます。
またおしゃれ着洗剤を使うと、衣類にかかる負担も少なくなります。
6:毛玉ができやすいニット・セーターは洗濯機で洗えるの?裏返すとさらに◎!
どうしても毛玉ができやすいニットやセーターの洗濯はどうしてますか?
ニットやセーターは手洗い洗濯が理想です。
ですが、手洗い洗濯は時間もかかりますし、手間もかかります。
洗濯機でも洗えますが、
誤った洗濯をしていると毛玉ができやすいのはもちろんですが、セーターなどの毛玉が別の服とかにくっついたりします。
ここでは、
適切なニットやセーターの洗濯機での洗濯方法を紹介します。
洗濯機の「ドライコース」「手洗いコース」があればその機能を使用します。 洗濯ネットに衣類を裏返して入れて、通常通りに洗剤と柔軟剤をいれ、 「ドライコース」や「手洗いコース」で洗いましょう。 脱水を30秒程度行い完了です。
手洗いほどの毛玉を抑えることは難しいですが、時間や手間はかかりません。
急いで洗いたいときや、時間をかけたくないときは洗濯機で試してみると良いでしょう。
7:毛玉ができてしまったとき、衣類を傷めない取り方
洗濯などで毛玉を予防する方法をご紹介しましたが、やはりできてしまうこともあります。毛玉ができているとつい、取ってしまいたくなりますよね。
毛玉が気になってむしってしまい、その部分の生地が薄くなり着られなくなってしまったんだよ
と、
むやみに毛玉を取ると衣類を傷めてしまう恐れがあるので、正しい毛玉取りの方法を知っておきましょう。
衣服をきれいに長持ちさせる為に「毛玉を正しく優しく取れるアイテム」を2つご紹介します。
毛玉取り用ブラシで毛玉を取る方法
アイロン台やテーブルなどの平たいところに毛玉ができてる部分を敷きます。
毛玉取り用ブラシの先に毛玉を引っ掛けて、撫でるようにしましょう。
ブラッシングは、優しく撫でるようにすることがコツです。
初めは難しいかもしれませんが、衣類の生地を傷めないように慎重に行いましょう。
ブラシにもホコリや糸くずなどを取るだけのものもあるので、用途に合ったブラシを選びましょう。
毛玉取り器で毛玉を取る方法
ブラッシングにあまり時間を取りたくないと思う方に
毛玉を取る際、便利な毛玉取り器もあるのでこちらの使い方もご紹介します。
毛玉がある部分を手のひらに乗せ、毛玉取り器をあてます。
次に毛玉取り器を優しくクルクルと円を描くように回すように使います。これで毛玉が取れます。
毛玉取り器にもいろいろな種類があります。それぞれの衣類に合った毛玉取り器を選びましょう。
また毛玉部分をハサミで切るという方法もあるのでそちらも試してみるのも良いでしょう。
8:洗濯物は裏返して洗濯が重要!毛玉を防いで衣類をきれいに!
今回は毛玉の原因や毛玉ができにくい洗濯方法、毛玉の取り方などの衣類をきれいに長持ちさせる毛玉対策を紹介しました。
あなたのお気に入りの洋服を何も知らないまま洗濯していると、
お気に入りの洋服に毛玉ができたりその毛玉を無理に取ってしまうと生地がハゲて台無しになってしまいます。
日常生活以外にも普段の洗濯にプラスの工夫で毛玉ができないように工夫しましょう。
ご紹介した洗濯などで毛玉ができない工夫や対策をすることで毛玉を防いで、いつまでもお気に入りの服をきれいに保ちたいですね!!
まとめ
- 毛玉は衣類の摩擦が原因、日常生活以外にも洗濯で毛玉ができる。
- 毛玉ができにくくする事前対策をする。
- 衣類ごとに洗濯するときの工夫が大事。
- 毛玉ができてしまったときは適切な方法で優しく取ろう。