痩せたい。
でもキツイ運動とかは嫌!
そして、できれば楽して痩せたい。
私たち皆の願いですよね。
家事に育児と仕事をしながらジムで汗をかくなんて出来ません。
でも痩せるためには運動が大事ってことは知ってるはずです。
厳しいことをいうと楽して痩せることは出来ません。
しかし運動なしで痩せ体質になる方法があります。
ずばり痩せる秘訣は家事のやり方にありました。
この記事では『なぜ家事しながら痩せれるのか』を説明していきます。
わざわざジムに行く時間をつくる必要もありません。
紹介する方法を実践すればあなたの服もサイズダウンするかもしれませんよ。
もくじ
家事で汗をかくと痩せるのか?
答えは「汗をかく=痩せる」わけではありません。
痩せるには脂肪を燃焼させる必要があるため、汗とは無関係なんです。
汗をかくと体から水分が出ていくので一時的には体重が減り痩せるかもしれません。
しかし水分を補給すれば、また元に戻ります。
肝心の体脂肪は減ってないので『痩せた』わけではありません。
次に岩盤浴やサウナですが、それだけで痩せるわけではありません。
汗をかくのは痩せやすい体質にするためです。
痩せるためのサポートをしてくれる役割と考えてください。
つまり汗をかいて痩せるというのは勘違いだったんです。
汗をかくとカロリーを消費しているように思います。
実は汗をかくことにカロリーは使っていないので汗をかくだけでは痩せれません。
人の体は体内で上昇した体温を下げるために汗をかきます。
汗をかき蒸発した気化熱で身体を冷やす生理現象なんです。
熱を出した時に汗をかくのはこのためで、ダイエットしている訳ではありませんよね。
そして汗をかくと水分と同時にビタミンやミネラルも流れてしまいます。
脂肪の燃焼にはビタミン・ミネラルが必要不可欠です。
不足すると脂肪を燃焼することが出来ません。
つまり汗をかいても痩せないどころか、痩せにくくなるのです。
汗をかいたらどうしたらいいのか?
流れたビタミンやミネラルを補給するには?
スポーツドリンクもいいですが、糖分やカロリーが心配ですよね。
それに家事をしながらスポーツドリンクばかり飲んでられません。
そんな時は難しいことを考える必要のない麦茶がオススメです。
カフェインも入っていないし、ミネラルも豊富です。
家事で痩せる方法①汗をかく
「汗をかく=痩せる」わけではないと言いました。
しかし「汗をかく=痩せるサポート」とも言いましたよね。
汗をかくことは様々なメリットがあります。
そのメリットを紹介します。
美肌効果
汗は水分だけではありません。
乳酸ナトリウムや尿素などの天然保湿因子と呼ばれる成分を含んでいます。
これらは肌にうるおいを与え、水分をかかえ保湿する役目があります。
まさに天然の保湿クリームです。
- ニキビができにくくなる
- 肌がガサガサしなくなる
などの効果が期待できます。
いい汗をかいて肌を若く保ちましょう。
デトックス効果
デトックスとは体内の有害な毒物を排出することです。
しかし汗にその機能はありません。
本来デトックスの役割を果たすのは腎臓と肝臓なのです。
汗をかくことで血流量が増えます。
血流量が増えると代謝が上がります。
結果的に解毒作用が高まりデトックス効果があるといえるでしょう。
むくみ解消
むくみの原因は新陳代謝の低下です。
汗をかくことで低下した代謝機能を元気にさせることができます。
その結果、むくみの解消に繋がります。
汗臭くなくなる
汗には「サラサラした気持ちのいい汗」と「ベタベタした臭い汗」の2種類あります。
汗の「ろ過機能が低下する」ことで不純物を含んだ汗と雑菌が混じることでベタベタした臭い汗になるのです。
汗をかき汗腺を鍛えることでろ過機能が回復してきます。
そうすればニオイのない汗へと変化していくでしょう。
汗が気になっているなら今日から汗腺を鍛えていきましょう。
汗のかきかた
最近いつ汗をかきましたか?
仕事や家事が忙しくて、しっかり汗をかくことが減ってきます。
「汗をかくためにランニングしましょう」というのは簡単です。
しかし最初に運動はしたくないと言いました。
運動じゃなくても汗はかくことが出来るんです。
半身浴
シャワーではなく湯船につかって汗をかきましょう。
特に37℃~38℃の半身浴でじっくり汗をかくことがオススメです。
当然水分補給も忘れずに。
家事で痩せる方法②汗をかくような運動は不要
汗をかくメリットとこと汗のかきかたは理解していただけたと思います。
これで準備は整いました。
どうしたら家事しながら痩せれるのかを紹介します。
まず鍛える所は下半身です。
下半身は筋肉が集中しています。
太もも・ふくらはぎ・お尻を家事しながら鍛えましょう。
効率よく全身の基礎代謝を向上させることが出来ます。
下半身が締まるだけでスタイルが良く見えてきます。
成果がわかりやすいので継続のモチベーションアップに繋がってくるでしょう。
家事のすきま時間を使って鍛える
階段はつま先でのぼる
ベタベタと足裏全体で登っていませんか?
つま先で登ることでふくらはぎのシェイプアップになります。
ふくらはぎは第2の心臓と言われるくらい重要な筋肉なのは知ってますか?
ふくらはぎは足にたまった血液を心臓に送り返すポンプの役目があります。
ふくらはぎを刺激することで「むくみ」「冷え性」改善にも繋がります。
掃除機をかける時は大股で移動
家事をしながら歩幅を少し意識するだけで下半身の引き締めにもなります。
注意点は肩幅くらいの歩幅にすることです。
大股になりすぎないこと。
大股すぎると姿勢もくずれ腰やひざを痛める原因になります。
ウォーキング上級者も取り入れている程です。
皿洗い・料理などする時はつま先立ち
背伸びをした経験を思い出してください。
ふくらはぎがビクビクしませんでしたか?
その状態を維持します。
つま先立ちは下半身のダイエットに効果があるんです。
最初は5秒つま先立ち、ゆっくり戻すことから始めましょう。
つま先立ちはインナーマッスルを鍛えウエストの引き締めにも効果が出てきます。
慣れてくると駅のホームやスーパーのレジ待ちでもやっちゃうくらい簡単なんでオススメです。
レンジの待ち時間・洗濯物を干す時にスクワット
家事しながらスクワットです。
お尻が気になるならこれです。
最初は回数よりも背筋を伸ばす姿勢を意識してやってみてください。
下半身の筋肉が鍛えられてきたら様々な効果が期待できます。
毎日続けることで10歳若返ることが可能ともいわれているのです。
こまめに立ったり座ったりする
座りすぎも立ちすぎも健康面では悪影響だと言われています。
デスクワークをしているなら、こまめに立ってください。
血流を良くすることでリフレッシュにもなります。
家事をしていて座りっぱなしというのはないでしょう。
こまめに立ったり座ったりするだけで運動量は増えるのでカロリー消費に繋がります。
腹式呼吸
いつでも、どこでも家事してなくてもできて運動が苦手という人にもオススメです。
座ってる状態や立っている状態で息を吐きながらお腹をへこませます。
イメージはきついズボンを無理やりはくときの「ウっ!」という感じです。
その状態で浅く呼吸しながら10秒~30秒キープしましょう。
体幹やお腹の筋肉を鍛えられます。
ウエスト周りはもちろん、腰痛・猫背にも効果が期待できます。
家事で痩せる方法③汗をかく運動のカロリー消費
痩せるには筋トレやエクササイズが必要と思いがちです。
実は家事をしながらでも動きを意識するだけで日常生活でもカロリーを消費し痩せることは可能なのです。
厚生労働省の運動施策の推進から家事の消費カロリーを計算してみました。
消費カロリー(㎉)=メッツ×体重(㎏)×運動時間(h)×1.05
※メッツとは運動によるエネルギー消費量が、安静時の何倍にあたるかを示す値です。
ポイント
- 皿洗いをする(1.8 メッツ)
体重50㎏の人が20分皿洗いをすると1.8×50×0.33×1.05=31㎉消費 - 立って食事の支度をする(2.0 メッツ)
- 洗濯をする(2.0 メッツ)
- こどもと軽く遊ぶ(2.2 メッツ)
- 時々立ち止まりながら買い物や散歩をする(2.0~3.0 メッツ)
- 普通歩行(3.0 メッツ)
- 犬の散歩をする(3.0 メッツ)
- そうじをする(3.3 メッツ)
- 自転車に乗る(3.5~6.8 メッツ)
- 速歩きをする(4.3~5.0 メッツ)
- こどもと活発に遊ぶ(5.8 メッツ)
ちなみにボウリングは3.0 メッツ、軽い筋トレが3.5 メッツです。
ここからわかるように家事もやり方次第でスポーツや筋トレと同じカロリー消費できるということです。
家事も運動だった。汗をかくから痩せるわけではない
家事をしながら意識的に身体を動かすことで痩せることは可能です。
ダイエットや筋トレを始めても成果が出る前に苦しくなって挫折してしまいますよね。
私も何回も挫折してきたのでわかります。
天気が悪いから明日にしようとか、今日くらいは休んでもいいよねって言って楽な方に逃げちゃうんですよね。
でも家事はどうですか?
天気悪いから料理しないとかできないですよね。
つまり休む理由もないし、家事のついでにするからキツくもない。
私もあなたも挫折しないんです!
家事をしながら少し意識して変えるだけで痩せる体質になります。
一緒に眠っている筋肉を目覚めさせ理想の体型を目指しましょう。