家事 子育て

お手伝いへの魔法の言葉!小学生の家事は戦力になるのか!

 

友人A君
「子供に家事のお手伝いをさせるのはどうなのか?」

そう考える事は少なからずあると思います。
特に小学校に入ると、毎日の学校、宿題、塾や習い事など、現代の子供達は昔より忙しいのかもしれません。

 

子供には子供らしいことをさせるべきなのか?
とあなたが考えることは決して間違いではありません。

しかし、子供らしいとはなんでしょう?
私たちが子供の時はどうだったでしょうか?
実は大人が思っている以上に大人のような事を考えてはいませんでしたか?

皆さんの周りの環境を良く理解し、そしてお子さんの能力や気持ちをよく理解しましょう。
どのようにすればスムーズに子供達が家事に参加出来るか?
今回は特に学校が始まる小学生以降にも注意して考えてみましょう。

 

現代の小学生、家事へのお手伝い状況

 

それぞれのご家庭にはそれぞれの事情があると思います。
そんな中でも、他の家はどういう状況なのかを知るのは大事なポイントです。
更に、皆さんのお子さんが何歳でどんな事が出来るようになっていくのかも合わせて知っていけばとても参考になると思います。
まずは大事な2つのポイントを知って自分の家庭の事を改めてみていくことにしましょう。

ほとんどの子供はお手伝いをしている

そもそもですが、統計を見ると全体の8割前後の子供が家事のお手伝いをしています。
まず、圧倒的多数の子供がお手伝いをしているという事を知っておきましょう。
どれくらいお手伝いをするかは家庭によって様々ですが、全くしないというのは2割以下の少数派であるというのが事実です。

お手伝いは何歳から始められるのでしょうか?


驚く事に、1歳の頃には4分の1くらいの子供達が簡単な拭き掃除をお手伝いしようとするらしいのです。
まだ物心も着く前からそのような意思が産まれるんですね。

 

主人
子供って凄いね!

 

2歳になると料理のお手伝いもするようになったりお箸を並べたりするようになります。
まだまだ興味本位というろころでお手伝いという意識は少ないと時期です。
キチンとできることより、みんなの為にお手伝いをしているという気持ちを持ってもらうように意識しましょう。

3歳になると洗濯物を畳んだり収納したりと複雑な事もできるようになっていきます。
とは言え全部任せられるというところにはすぐにはなりません。
根気よく教えてあげるようにしましょう。
言葉より、やってみせてあげるのも良いと思います。

4歳になると、なんと包丁を使うようになるそうです。

 

わかな
危険を伴うものはしばらくお父さんやお母さんが必ず一緒にみていてあげないといけないわね

 

5歳になると、食器洗い、お風呂掃除、洗濯機での洗濯が始められます。
複雑な事も理解するようにはなってきますが、特に機械を使う時には怪我などに注意するようにしましょう。

 

年長さんの6歳ではいよいよ火を使った料理を出来る子が出て来るようです。

 

主人
火を扱う時は特に注意が必要だね。最初は必ず一緒について作業してあげよう

 

小学校に入る7歳ではついに初めてのお使いです。
いよいよ家の外に出てのお手伝いということになります。
お金を持って自分以外のものを買いにいくというのは初めてのこと。
お子さんは楽しみでワクワク、お父さんやお母さんは不安でドキドキと言ったところでしょうか?

 

友人A君
いかん、これはTV何かで観ると泣いてしまうやつだ

 

そして8歳になる頃にはほぼ家事全般を始められるポテンシャルを持っているという事がわかっています。

勿論全てが完璧にという訳ではありませんし、男女差、個人差もあります。

全体的に女の子の方が早く始めるという傾向にあるようです。

 

あまり周りを気にし過ぎず、焦らずに始めていきましょう。

皆さんが思っているより子供の能力というのは高い事がおわかりいただけたのではないでしょうか?

 

主人
たしかに僕も10歳の頃には中華鍋を振って自分で食べたい物を作ってたなぁ

 

家事のお手伝いは誰の為か?

 

物心がつくのは人それぞれだと思いますが、私は3歳くらいだったでしょうか、もうその頃には何かしたいという欲求はあったと思います。
家事は勿論家庭の為にやるものですが、子供も小学生くらいになる頃にはハッキリと自分の意思を持ってお手伝いをするという考えを持っています。
最初は子供がやるより自分がやった方がキチンとやれるし、効率が良いことは間違いありません。

しかし、子供が家事に興味を持つというのは家庭の仕事が分担出来て効率が良くなること以上に教育に凄くプラスになります。
色々言いたくなる事をグッとこらえ、時にアドバイスをし、時には子供の意思を尊重して任せるという事も必要になってくるものだと思います。
そして、うまく出来ても出来なくても感謝の気持ちを持って忘れずに伝えて上げるようにしてください。

そうする事で家事のお手伝いはただの家庭の仕事という枠を越えてとても素敵なものになっていくと思います。

子供の為に家事をさせるという考え方

要は子供にとって、成長するチャンスを家事というものを使って提供してあげれば良いと思うのです。
それはどんな家事でも良いと思います。
子供によって興味は違うと思うので、色々試してみる事をおススメします。

結果、それが家事の効率化につながり、家事を担っているお母さんやお父さんの負担が減るということに繋がることになります。

わかな
まずは子供の為、と考え、焦らずに子供の成長を見守りましょう。

そういう事なので、家事を任せる時、特に最初の方は出来るだけ自分に余裕がある時が好ましいと思います。
初期の段階で子供への接し方を間違うとその後、家事の手伝いが嫌いな子になってしまう事も多いようです。
せっかく芽生えたお手伝い心ですから、ここは気を付けたいところです。

子供の成長を促す為の家事です。
基本は教えるべきだとは思いますが、
どこかの段階で全て任せる時が来たのであれば任せた時には細かい指示を出さずに(ダメ出しをださずに)
任せきってしまいましょう。

その上でどうしてもこの形でやって欲しい時は必ず、指示をするのではなくお願いするという形にしましょう。
そこは親と子という関係ではなく一人の大人と同じようにお手伝いしてくれた子供の意思を尊重するべきだと思います。
実際自分がやっているやり方が必ず正しいとは限りません。
思いがけず子供がやっているやり方に新しい発見があるかもしれませんよ。

お手伝いを家庭の為と子供の為の場合で分けて考えるようにしましょう。

 

わかな
最初は子供のため、大きくなってくれば今度は家族みんなの為になっていくのね

 

家事のお手伝いと小学生のお小遣い

 

お手伝いによってお小遣いを上げるというのはわかりやすくて良いとは思いますが、気を付けないといけないことがあります。
子供にとってお金の価値は驚くほど速いスピードで変わっていきます。
単純に金額が上がっていってしまうという事もありますし、なんでもお金で計るという感情が産まれないとも限りません。
早い段階で、お小遣いでお手伝いをさせるという考え方は捨てた方が良いのではないかと思います。

お手伝いをしてもらってお小遣いを渡していると頼んでいる方もついつい仕事のように考えてしまいがちです。
どこかで「お金を上げているのだから」という感情が出てきてしまうことでしょう。

これは要注意です。
何故なら、そもそもその家事をもし仕事として頼むのであれば対価としてはかなり安い値段だからです。
子供だからと言ってしまえばそれまでですが、子供はそういう事を繊細に感じるものです。

皆さん自身の子供時代を思い返してみるとよくわかるのではないでしょうか?

 

友人A君
確かに。一生懸命お手伝いしたのに「はいお小遣いこれね」だけでは寂しいよね

 

お手伝いはあくまでボランティアの精神を産む方向で進めるのが良いと思います。

その為に、何か一つお手伝いをすればその対価としていくらもらえるというやり方をするのではなく、
何かの機会に、例えば買い物の時に

「いつもお手伝いしてくれるから今日は好きなものを買ってあげる」

などのご褒美を上げましょう。
この時必ず感謝の気持ちを言葉でも表す事で、子供はご褒美と一緒にご褒美以上のものをあなたから受け取る事ができるのです。
常に大事なのは感謝の気持ちだという事を忘れないでください。

 

友人A君
「感謝の気持ち、か。僕もちゃんと家族にありがとうを言うようにしよう」

 

小学生の家事のお手伝いは入る前から始まっている

 

さて、いかがだったでしょうか?
今回は、

◦現代における小学生のお手伝い状況を正しく理解する
◦家庭の家事のありかたを改めて考えてみる
◦お手伝いとお小遣いとの考え方の注意

という事で皆さんと一緒に考えることができたと思います。

皆さんのお子さんが、新しいことへの挑戦のキッカケを与えることは素晴らしく価値のあることだと思います。
その挑戦はまだ世界が狭い子供達にとっては家庭の中で始まることがほとんどでしょう。
そのサインを見逃さない為には子供の様子を注意深くみていないといけません。

子供から出ているサインに気づくかどうか、それはあなたに余裕があるかどうかのバロメーターにもなると思います。
気付いてあげられない時は、ちょっと疲れているかもしれないので注意しましょう。
気持ちの余裕のあるときにスタートさせることを心がけましょう。

 

わかな
子供に良い教育を与える事ができて、楽しめて、その上家事が楽になっちゃうなんて素敵ね♪

 

是非毎日の家事の中に子供に手伝ってもらえるような隙がないか探してみてください。
ヒントは興味を持ってみている子供の視線を逃さないことです。

わかな
「やってみる?」

というあなたの言葉が子供にとって素敵な魔法の呪文に聞こえるかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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