正解は「布団で寝てから鼻がムズムズする!
でも鼻のムズムズする感覚、私は好きよ。」でした。
布団で寝ていると、ダニアレルギーで皮膚が痒くなったり、くしゃみが止まらなかったりしますよね。
ダニを死滅するために、布団を洗濯機で洗ったりしていませんか?
”洗濯機で布団を洗うだけではダニは死滅できません。”
「だったら、どうやってダニを死滅したらいいの?」
この記事は以下の内容が書かれています。
・間違ったダニの死滅方法
・ダニの生態について
・確実のダニを死滅する方法、繁殖を対策する方法
この記事に書かれている布団のダニの死滅方法を実践することで、布団で寝ていてダニアレルギーで悩む必要がなくなります。
もくじ
ダニを死滅する際の間違った3つの布団の洗濯方法
皆さんはダニを死滅するためにどのような洗濯をしていますか?
間違った洗濯方法をしている場合、ダニを死滅することはできないので次のような洗濯をしていないか確認してください。
1,布団を洗剤の入った水に漬ける
洗剤の入った水につけるだけではダニは死滅しません。
ダニは水でも生きることが可能で、洗剤につけてもダニにはあまり害がないのです。
なので、洗剤の入った水に1週間以上漬けたとしてもダニは死滅しません。
2,布団叩きで叩く
布団たたきで布団を叩いて物理的にダニを退治することはできるのですが、布団に潜んでいるダニはすぐ繊維の中に潜り込ます。
繊維の中に入り込んでは、布団を叩いてもあまりダニを死滅することができません。
3,布団を洗濯機で洗う
ダニはついているつめで繊維をしっかりと掴むので、洗濯機の勢いある洗濯でも水で流されたりしません。
しかし、ダニを流すことはできませんが、ダニの栄養源の人の皮膚やフケを流せるのでダニの繁殖を抑えるこがはできます。
洗剤の入った水に漬ける、布団叩き、洗濯機で洗うことをやってもダニは死滅できない。
洗濯をしても死滅しない布団に潜むダニの生態
ダニの死滅方法を知る前にまずは、ダニが繁殖しやすい環境、苦手な環境を知りましょう。
ダニが繁殖しやすい環境
・20°〜30°の温度の環境
・湿度が60%以上の環境
・フケや皮脂、ほこりやカビなどのダニが栄養とするものがある場所
上記に書いてある3つの環境を1番作りやすいのが布団なんです。
なのでダニが一番繁殖しやすい環境は布団となります。
皆さんは家の中の物で一番ダニが潜んでいるのは布団だとご存知でしたか?
布団の中が一番ダニが繁殖しやすい理由
・人の温もりで布団に適度な温度を与えてしまう
・人は寝ている間にコップ1杯の汗を書くので布団の中の湿度はダニには好ましい
・睡眠をとるため必然的に3分の1を布団の中で過ごすので、皮膚やフケなどの栄養源が蓄積しやすい
布団はダニが好む温度、湿度、栄養源の3つが必然的に揃ってしまうため、1番ダニが繁殖しやすい環境になるのです。
ダニが苦手な環境
・55°以上の熱
・温度が10°以下の環境
・湿度が50%以下の環境
ダニは55°以上の熱を与えると死滅をします。
温度が10°以下になってくるとダニは繁殖しにくくなりますが、死滅するまでにはいたりません。
また、湿度が50%以下になるとダニの活動が低下し繁殖のペースが落ちます。
布団に潜むダニの種類
ヒョウダニ
布団に潜むダニの8〜9割はヒョウダニです。
ヒョウダニは人をさしたりはしませんが、死骸や糞がアレルギーの原因になったりします。
人の皮膚、フケなどを主な栄養源です。
ヒョウダニは成虫になると1日に約2〜4個の卵を産みます。
ヒョウダニの寿命が2〜3ヶ月ですので、生涯で平均で約100個近く産むこになりますね。
卵が成虫になるまで約25日、繁殖の対策を何もしなければ2ヶ月後には数十万匹に増殖していることもあります。
ヒョウダニは繁殖しやすい環境がととのえば、すぐに繁殖してしまうのでこまめな対策が必要です。
ツメダニ
つめダニは人の皮膚に触れた際に、皮膚を噛み皮疹(痒み)を引き起こさせます。
ヒョウダニや他のダニを栄養源とするので、ヒョウダニが繁殖するにつれツメダニも比例して繁殖をします。
ダニアレルギーの症状
ダニアレルギーの原因は生きているダニよりも、ダニの死骸、フンの方がアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)となります。
また、ダニアレルギーには様々な症状があり、次のような症状が出たら、寝ている布団にダニがたくさん潜んでいるかもしれません。
アトピー性皮膚炎
皮膚が痒くなり、赤みのある湿疹、水分の多い湿疹が出てきます。
気管支喘息
気管支に刺激となるアレルゲンを吸い込むと、刺激に対抗してさまざまな反応がおこり、結果気管支に炎症を起こします。
気管支に炎症を起こすと、粘膜が腫れたり、痰が大量に溜まりって呼吸がしずらくなり、呼吸が困難な状態になってしまいます。
アレルギー性鼻炎
くしゃみ、鼻詰まり、目の痒みなどの症状がでます。
アレルギー性結膜炎
目の痒みがでて、目を擦ったり、かいたりすると痛みが加わり目がゴロゴロして違和感を感じます。
症状が悪化すると透明な角膜の周辺が赤みがかって、結膜に目ヤニができます。
ダニアレルギーの症状が出た場合
ダニアレルギーの初期症状は軽症です。
しかし、悪化してしまうと下記のような酷い状態になってしまいます。
・仕事に手が付けられないほど、痒みがずっと続く
・気管支が傷つく
・目が見えなくなる恐れがある
酷い状態にならいように、すぐに医療機関に受診して治療をしてもらってください。
だけど、大丈夫だろうとそのまま放っていたら、ある日夜眠れないくらい息がしずらくなり結局病院に行きました。 症状が軽症でも病院にすぐに行ったほうがいいと、心から思いましたね。
布団に潜むダニを確実に死滅する洗濯方法と繁殖させない対策方法
では今から、ダニを確実に死滅する方法とダニの繁殖を抑える対策方法を紹介します。
ダニを確実に死滅する2つのステップ
ダニを確実に死滅するには熱で死滅して、死滅したダニの死骸や糞を取り除く2つのステップがあります。
STEP1 熱で退治する
ダニは55°以上の熱を与えると死滅できます。
なので布団に熱を与える方法を3つ紹介します。
コインランドリー
コインランドリーの高音乾燥機を使えば、確実にダニを死滅できます。
高温乾燥機は70°以上の熱風で乾燥するので、布団の中にいるダニは確実に死滅します。
おすすめのコインランドリー
布団巻きのジローは、他のコインランドリーと違いオリジナルバンドがあり誰でも簡単に布団を洗うことができます。
もし、布団の洗い方がわからなくても、一部店舗では店員さんがいる時間帯があってわからないことを直接教えてくれます。
また、ダニのアレルギー性鼻炎に悩んでいたんですが、洗濯して以降くしゃみがなくなり夜ゆっくり布団で眠れるようになりました。
布団の宅配クリーニングというサービスもあります。
家に布団を取りに来て、クリーニングを終えたらそのまま家まで届けてくれます。
次のようなコインランドリーに行けない場合にオススメ
・家の近くにコインランドリーがない
・小さいお子さんがいてあまり外出できない
上記のようにコインランドリーに行けない場合は布団の宅配クリーニングを利用してみてください。
布団専用乾燥機
布団専用乾燥機のほとんどのメーカーが55°以上の熱風を送り続けることができます。
熱風の温度はコインランドリーに劣りますが、布団専用乾燥機でもダニを死滅することはできますね。
真夏の炎天下の日に車のダッシュボードに置く
炎天下の日の車のダッシュボードは約80°になり布団に潜むダニを死滅できますが、季節や天気によってできないことがほとんどです。
日常的に布団の中のダニを退治できないのが難点となります。
じゃあ僕は布団を手で擦って摩擦の熱でダニを死滅しみようかな。
・・・ それでは次にいきましょう!
ステップ2 掃除機でダニの死骸、糞をとる
熱でダニを死滅しても布団の中に死滅したダニの死骸や糞があったら、どのみちアレルギーの原因になるので意味がないです。
ダニを熱で死滅したあとは、必ず布団に掃除をかけてダニの死骸や糞を取りましょう。
もし、普通の掃除機では不安に思う方は布団専用の掃除機を使ってください。
布団専用の掃除機なので布団お繊維を取ることなく、たくさんのダニや糞を取ってくれます。
布団専用掃除機の平均値段は約1万円で高いものだと約2万円くらいです。
布団に潜むダニを増やさないための対策
ダニを繁殖させない対策をしていれば、ダニを死滅する作業の頻度を減らすことができます。
防ダニ布団や防ダニシーツを使用する
防ダニ布団には2つの種類があります。
1、薬剤加工
薬剤でダニを寄せ付けない効果があります。
薬剤の安全テストを行なっているので人の皮膚、体には影響はないので安心して使用できます。
しかし、赤ちゃんなどの小さいお子さんに対しては安全テストができないので、体が未熟なお子さんには薬剤加工布団の使用を控てください。
2、高密度織り生地
繊維を高密度に加工することで、ダニが入り込む隙間を無くします。
こちらは薬剤を使用していないので、誰でも安心して使用することができます。
防ダニシーツには3つの種類があります。
1、薬剤加工
防ダニ布団の薬剤加工と同様、薬剤でダニを寄せ付けない効果があります。
薬剤加工シーツも薬剤加工布団同様、赤ちゃんなどの小さいお子さんの使用は控えてください。
2、防水加工
カバーの裏面に樹脂のラミネートやコーティングで防水使用になっています。
防水加工されたカバーも、ダニが生地をたり抜けることがないので布団の中が入りません。
3、高密度織り加工
カバーの繊維を細かく織ることで、繊維の密度を上げてダニをカバーの内側に通さない加工です。
あらかじめダニが繁殖しないように加工されているので、もし新しく布団、カバーを購入される際は防ダニ加工されたものを選んでみてはどうでしょうか。
布団や布団シーツをこまめに洗濯、掃除をする
布団のにこびりついている皮膚やフケ、ホコリを掃除機や洗濯で取ることでダニの繁殖を抑えます。
布団は皮膚やフケ、ホコリが貯まるのが早いのでこまめに布団をメンテナンスするのがポイントです。
また、あらかじめ布団にホコリが入り込まないように部屋こまめに掃除をすることもダニの繁殖対策に繋がります。
除湿機で湿度を下げる
ダニは湿度が高いと繁殖する勢いが増しますので、除湿機を使って繁殖を抑えましょう。
特に夏は湿度がぐんと上がるので、除湿機があると勢いのあるダニの繁殖をかなり抑えることができます。
布団以外の家具のダニ死滅方法
布団ばかりに焦点をあてすぎましたが、他にもダニが潜んでいる家具は色々あります。
ダニが潜んでいる家具の中でも、コインランドリーの乾燥機に入らない家具ってありますよね。
・マットレス
・ソファー
・カーペット
上記の家具はコインランドリーの乾燥機に入れることができないですし、布団専用の乾燥機を使用することもできません。
乾燥機に入れずともダニを死滅する方法はあります。
薬剤と掃除機でダニを死滅、繁殖を抑える
手順
1,ダニ専用の薬剤を布団にかけて、ダニを死滅します。
↓
2,死滅したダニの死骸、糞を掃除機で取ったら終了です。
ダニ専用の薬剤は、ホームセンターやネットで売られています。
ダニ専用の薬剤を使用する際は、あくまでも薬剤なのでしっかりと商品の注意書きを読んで使用してください。
スチームアイロンのスチームで死滅する
一般的なスチームアイロンのスチームは約100°の熱なので、ダニを死滅することができます。
100°近い熱なので次の熱に弱い素材
・ウレタン
・高反発ファイバー
・革
上記の素材に使用すると、素材が痛む恐れがあるのでソファーの素材を確認してスチームアイロンを使用してください。
正しい洗濯方法で布団い潜むダニを死滅しよう!
ダニを確実に死滅する方法、繁殖させない対策を紹介しましたがいかかでしたか?
ダニは熱に弱く、死滅させた後は掃除機で死骸、糞を取らないとアレルギーの原因となります。
また、ダニを繁殖させないことで死滅をする作業頻度を減らすことができますので、こまめに部屋の掃除、布団の洗濯をすることを心がけてみてください。