買い物するのは楽しくて気分が上がりますよね。
ですが、あなたは、買い物したときにこんな経験はありませんか?
・買い物で気分が上がり買いすぎてしまう。
・気分で買ったけど、よくよく考えたら要らない物で後悔した。
その要因はドーパミンが関わってきます。
また、無駄遣いを無くすにはどうすればいいんだろう? と考えました。
今回は、「なぜ買い物で気分が上がるのか?」「無駄遣いを無くす解決策」などを紹介しています。
気分が上がる原因を知ることで買いすぎてしまうことが無くなり、余計な出費、後悔が無くなりますよ!
この記事はこんな方にオススメです。
・買い物で気分が上がって、つい衝動買いしてしまう方。
・買い物しすぎて無駄遣いしてしまう方。
などの方は是非、最後まで見てみて参考にして下さい。
もくじ
1: 買い物などで気分が上がってしまう「ドーパミン」とは?
あなたもドーパミンという言葉を聞いたことがありますよね。
そもそもドーパミンとは何なのでしょうか?
簡単に話すと、「やる気」や「喜び」をコントロールする【快楽ホルモン】です。
よく聞く、パワーの源と言われている「アドレナリン」などもドーパミンが源となっています。
他にもドーパミン効果で以下のような活動に関わっています。
・仕事や家事・趣味にやる気をだす。
・学ぶ・運動する意欲がでる。
・物事を記憶する。
などドーパミンは元気に生活するために欠かせないものです。
ドーパミンが多くでるほど喜びの気持ち(快楽、満足感など)で幸福感が得られやすくなります。
例えばですが、お酒を飲んでいるとしましょう。
お酒を飲んで気分が良くなるのは、脳が「また飲みなさい。もっと欲しい。」と判断したとき、ドーパミンがでます。
その高揚感からドーパミンが出ると、快感を感じてしまうのです。
ドーパミンは、「やる気・行動力」「楽しさ」「体調コントロール」のような作用が期待できるでしょう。
ですが、ドーパミンには悪い部分もあります。
今日、ドーパミンが20ぐらい出て楽しい気持ちになっても、次に同じことをして20出ても満足できなくなるのです。
なのでドーパミンがどんどん出るほど、行動が過剰になります。
ガバガバお酒を飲んでしまったり、ギャンブルにはまったり、といった困ったことが起こるでしょう。
こういった何かに依存しているときもドーパミンが活性化されています。
これが原因で依存症になってしまうんですね。
2: 買い物などでドーパミンが出る3つのパターン
では、買い物で例えると、どのようなときにドーパミンがでるのでしょうか?
ドーパミンが出る要因は、楽しさや喜びと話しましたよね。
あなたは買い物をする中、どんなときに楽しい気持ちになりますか?
・欲しい商品を手に取り買おうか迷うとき。
・商品を買って使うとき。
・良いものがないか店内を色々見て回るとき。
など、色んな思いで楽しくなりますよね。
ここからは、どうして買い物などで気分が上がるのかを紹介しましょう。
原因が分かることで自分の気持ちに気づき、対策を考えて克服できます。
2-1. 新しい物が手に入る高揚感
買い物で一番と言っていいほど楽しい気分になるのは、目新しい物が手に入るからでしょう。
・新しいこと
・ワクワクするようなこと
・初めてのことへのチャレンジすること
が脳にとっては好きなことなのです。
まだ持っていない新しい何かを手に入れたいと思ったことはありませんか?
・最新技術が入ってるスマホ
・新しいコスメや人気ブランドの最新モデル
・まだ食べたことが無い料理や名産品
・新感覚アトラクションが体験できる施設
など、目新しい物事を目にしたり、体感すると、脳が「イイね!」と反応してドーパミンが出るのでしょう。
そのドーパミンが原因で欲しくなってしまうのです。
目新しく欲しくなってしまった物を買えば、当然使いますよね。
ただ、最初は良いと思って使っているものも次第に慣れて飽きてきます。
買ってもまた新しい物が欲しいと思うのは、こんな感じが原因でしょう。
欲しくなってしまった物が使うにつれ慣れる。
↓
さらに良い物(別の物)への興味がでる。
↓
目新しい物でドーパミンがでて気分が上がり欲しくなる。
この流れでつい買ってしまうのです。
2-2. 予測できないものに対する期待
予測できることより、予測できないことの方がワクワクしたりしませんか?
「どうなるんだろう?」
「何が起きるんだろう?」
と期待してドーパミンがでるのです。
あなたは、宝くじを買ったこと(もしくは今も買ってる)はありますか?
人は、毎年必ず増える預金口座に預金するよりも、宝くじを買う方が好きなのです。
・「運だめしに買おう!」
・「4等当たった!!」
・「次は当てたい!」
・「番号おしいな~」
と買って一喜一憂するのが楽しいのではないでしょうか?
年末ジャンボなどの1等の当選確率は、だいたい1000万~2000万分の1です。
あまりにも確率が低くて実感がないですよね。
それなのに、多くの人が期待して宝くじを買います。
宝くじを買ってしまうのは、当たるかどうか予想が付かず期待して買うのでしょう。
当選するのは、とてつもなく意外なことで期待してしまうのです。
パチスロや競馬などの賭け事が人気なのも、「何が起きるか分からない結果」に期待してやってしまうのでしょう。
意外性のある物でいうと、福袋も当てはまりますね。
冷静に考えると、何が入っているか分からない福袋に1万円使うより、欲しい物に1万使う方が良いです。
ですが、福袋で「何が入っているんだろう?」とワクワク感や期待感でドーパミンがでて買ってしまいます。
これらのように、何が起きるか分からないことへの期待や高揚感からドーパミンがでます。
ドーパミンがでる量が多いと、行動がエスカレートして「もっと買いたい」と依存してしまうのですね。
2-3. 欲しい物から得られることに期待して買う
買い物をしているときもドーパミンがでます。
ですが、購入する前の、物へのワクワク感がよりドーパミンが活性化するのです。
「このワンピースを着て行けば、お出かけも楽しくなりそう!」
「このブーツ、オシャレで凄い好み!私物にしたい!」
「このイヤホンなら、曲聴くのがより楽しめそう!」
など、色々なことでワクワクしますよね。
欲しい商品を見て使うのを想像して、得られることに期待してドーパミンがでます。
それで気分が上がってしまい欲しくなり買うのでしょう。
買う前は気分が上がっていても、物を手にしてレジに並んでいるそのときは、すでに気持ちが落ち着いてるかもしれません。
そして買ったその瞬間は、「買っちゃったよ!」と少し喜んだりすると思います。
ただ、家に帰って少し時間が経つと「また買ってしまった」とか、「お金に余裕ないのにどうしよう」といったネガティブな感情が強くなるんじゃないでしょうか?
3: ドーパミンの罠にかからない!無駄遣いを無くす買い物の7つの解決策
買い物で使うことを想像したり、試したりするときは、前章で話したようにドーパミンがでて購入意欲が湧いてきます。
これを知ってるのと、知らないまま買うのとでは、衝動買いが少なくなるでしょう。
ここからは、無駄遣いが無くなる7つの対策を紹介しますね。
3-1. 欲しくなった物は即決せず、後日に出直す
つい衝動買いしてしまう物は、今まで見たことない(使ったことがない)新しい物だと思います。
目新しい物だからこそ魅力的に見えるのです。
なので、欲しいと思っても、その場で即決して買わずに帰り、欲しいのか考えましょう。
考えて、やっぱり欲しいなら後日買いに行くのをオススメします。
目新しい物を見て、興味が湧きドーパミンがでる。
↓
いったん帰って考える。
↓
また来て同じ物を見ても「もう目新しい物じゃない」。
↓
衝動買いしなくなる。
という様に、いったん帰って考えれば、ドーパミンも落ち着き衝動買いが無くなるでしょう。
3-2. 予め買い物リストを用意して、リストだけの物を買う
リストに書いてしまえば、初めての物への高揚感なども薄れます。
・今日は、欲しかったワンピースとパンプスを買おう。
・欲しいと思っていたイヤホンを買おう。
など、買う物を決めてしまえば余計な買い物が無くなります。
ただ、リストを作ろうとしても、ごちゃごちゃして見にくかったりするかもしれません。
シンプルな買い物のメモの詳しい書き方はこちらの記事が参考になるでしょう。
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また、メモに優先順位を決めるとより良いです。
優先順位を付ければ、衝動買いを防ぐだけでなく効果的な買い物ができますよ。
優先順位は主に、下記の順位になります。
1.無いと困る物
2.欲しい物
3.自分を磨く物
詳しくはこちらの記事が参考になるでしょう。
あなたに合った優先順位が分かる記事なので、こちらも見てみて下さい。
ただ、買い物でカバンを買いに来たはずが、財布を買っていた。
という様にお店で見てるうちに、全く別の物に興味が出ないように気を付けてくださいね。
3-3. 制限を無理やりかける
誰でも、新しい物を見るとドーパミンがでて気分が上がってしまいます。
もしクレジットカードで買おうとすると、制限がほぼ無いので「欲しい」と思えば直ぐに買えてしまうのです。
現金で買うなどをして、買える金額に物理的に制限をかけましょう。
制限があれば、欲しい物を見つけても買えずに諦めて帰りますよね。
そうすると、帰って時間が経つとドーパミンが薄れているので、平常心になって買おうか判断できます。
やっぱり欲しいなら買い直しに行けば良いですよね。
ですが、制限額が多いと意味がないので必要な金額だけ持って出かけて下さいね。
3-4. 実際にお店に行って買う
ネットショップもクレジット払いやキャッシュレスで買えますよね。
なので、先ほど話したクレジットカードを使わない対策としてもあります。
その他にもネットショップだと、実際に商品を手に取り見ることができないです。
そうなると、手に取って見るよりも多く期待度が上がってしまいドーパミンが活性化します。
ネットショップで欲しいと思った物があっても即決で買わずに、実際にお店で同じ物を見て買おうか判断しましょう。
他の対策と合わせやすいのでオススメですよ。
3-5. よく行くショップで買う
初めて来た専門店や旅行で来たお店で買い物すると、つい買いすぎたりしませんか?
つい財布のヒモが緩くなって買いすぎてしまいますよね。
・そこが自分にとって初めての場所である。
・興味がそそられる物が多くある。
などで魅力的な場所だからです。
旅行で気分が上がってしまい、さらに初めての場所の高揚感からドーパミンがドバドバでしょう。
なので、旅先や初めての場所では財布のヒモを締めて無駄遣いを防いで下さい。
もし難しい場合は、3-3で紹介したお金に物理的な制限をかけておくと良いでしょう。
3-6. カタログや雑誌をなるべく見ない
カタログや雑誌は最新商品や値下がり商品を紹介していますよね。
最新の物は、同時にあなたにとっても初めての物でもあります。
そんな初めての物を見ていくにつれドーパミンがでて欲しくなってしまうのです。
また、最新の物と並んで「30%オフ」など値引きされた物があると、お得と感じ欲しくなってしまいます。
「全く見ないで!」とは言いませんが、「見るときには注意が必要ですよ」ということを覚えておくと良いですよ。
3-7. 衝動的に買わず、ウィンドーショッピングにとどめる
衝動的にあれこれ買って後悔するならウィンドーショッピングでとどめましょう。
ウィンドーショッピングだけなら、色々な商品を見て回り楽しい気持ちで終われます。
ただ、色々見て回る内にドーパミンがでて欲しくなってしまう場合があるでしょう。
そんなときは、欲しくても買えないように交通費や駐車場代などの必要最低限のお金だけ持って出かけて下さい。
そして、本当に欲しいものがあれば、いったん帰って欲しいか考えて買い直せば良いのです。
欲しくても買い直しに行くのは面倒だと思っていませんか?
それはそれで結果的には良いでしょう。
面倒くさいと感じるのなら、本当はそこまで欲しい物じゃないからです。
以上がドーパミンがでても無駄遣いを無くす7つの解決策になります。
他にも買い物で起こる楽しい気分になる原因や対策も参考にしたいなら、こちらの記事が参考になるでしょう。
4: ドーパミンについて理解して過剰な買い物を無くそう
今回は、買い物でドーパミンがでて気分が上がる原因、無駄遣いを無くす解決策などを紹介しました。
買い物する中、使ったときなどを想像したりで期待するのは楽しいです。
ですが、それらが原因でつい買ってしまい失敗したら最悪ですよね。
紹介した原因知り、対策をしてあなたに合った買い物をして下さい。
ココがポイント
余計な出費が無くなり、本当に欲しい買い物ができるでしょう。
また、貯金も増えるので、是非試してみて下さいね。
あなたに合った方法で、「賢く」「余裕のある」買い物して生活に余裕を持たせましょう!
まとめ
- ドーパミンがでるのは、やる気や喜びなどの快楽が原因。
- 買い物で気分が上がるのは、目新しい物に興味が湧き未知の物に期待してしまう。
- 無駄遣いを無くすには即決で買わずに、ドーパミンを落ち着かせる対策をして欲しいのか考える時間を作ろう。
- しっかり対策をして余計な出費が無くなれば、生活に余裕ができる!