しかも、なかなか取れなかったりします。
と思いますよね。
私も取り出した服に、ホコリや糸くずがついていたときは、心の中で泣いたこともあります。
実は、この小さなホコリや糸くず、見逃せない理由があります。
洗濯機の中に入り込みそこに滞在し続けると、ホコリや糸くず、服につくだけではありません。
時にはカビや汚れも発生させ、徐々に私たちの衣類を侵食してしまう事態を作っていたのです。
今回は、この小さな厄介者に戦いを挑んでいくお話です。
この侵入者の原因を知り、決戦に勝利し、ストレスフリーな洗濯を目指しませんか!
もくじ
〇洗濯の対戦相手「糸くず」の原因は?
私たちの大事な拠点は洗濯機です。
ここが陥落(故障)してしまったら、私たちは洗濯したきれいな服を着て、ランチに行くことも難しくなります。
洗濯機を失い、洗濯は手洗い、買い替えも検討しなくてはいけませんね。
洗濯機の糸くずフィルターを見てみると、ごっそり溜まったくずを見たことありませんか?
これが侵入者です。大半が糸くずやホコリ、ごみです。
まず、私たちの服に潜んで侵入してくるのがホコリ。
特に化学繊維のナイロンやポリエルテルを使用している服などは、静電気が起きやすく、ホコリが付きやすいのです。
そして、気になるのが糸くず。結構な確率で洗濯機の中に存在しています。
糸くずやホコリの一番の原因となるのが、誰もが愛用している「タオル」が難敵です。
難敵のタオルが糸くず原因な理由
①「毛羽落ち」と言われる、繊維の脱落が起きやすい。
タオル糸は、天然の綿繊維が使われており、性質や長さにムラがあります。
その糸がねじり合ってタオルを形成しているため、摩擦により、落ちていってしまうんですね。
②洗濯に柔軟剤を使用する。
柔軟剤の成分は、主に界面活性剤であるため、綿繊維の表面が滑りやすくなります。
表面がコーティングされた状態なので、繊維が滑って抜け落ちたり、
タオル本来の機能、吸水性も失われることになります。
③最近はドラム式洗濯機を使用している方も多いのではないでしょうか?
ドラム式洗濯機の特徴に「節水」「乾燥機能」があげられると思います。
水が少ないことによって、摩擦が起こりやすい状態になります。
また、ドラム式は叩き荒いという特徴があります。
乾燥状態の場合は常に摩擦がおき、より糸くずやホコリが出やすいのです。
敵(糸くず)はこうやって洗濯機に侵入してきます。
ですが、そんなことを言ったって、柔軟剤は使いたいし、「節水重要!」ですよね。
〇洗濯機の機能、糸くずを取るフィルター
ではまず、自陣(味方)の確認です。
洗濯機には、もともと糸くずやホコリをとってくれる、糸くずフィルターが備わっています
。洗濯機の補佐役ですね。
毎回糸くずやホコリを、捕獲してくれています。
フィルターは洗濯機の清潔を保つため、毎回必死で捕獲していますが、弱点もあります。
縦型式洗濯機の糸くずフィルターには、ネット型とプラスチック型があります。
ネット型の弱点
- 水流により破れやすい
- 目詰まりを起こしやすい。
プラスチック型の弱点
- ネットタイプより目詰まりの心配はありませんが、どれだけ汚れが溜まっているか、気づきにくい。
- カビが発生が分かりずらい。
両方でいえることは、水に浸っていないと機能を発揮しない。という欠点もあります。
ドラム式洗濯機には、排水溝フィルターと乾燥フィルターの2種類があります。
ここでは、乾燥フィルターが注意です。
洗濯しても、乾燥のため熱風で繊維が立ちます。
さらに回転で糸くず、ホコリが非常に出やすくなるため毎回のフィルター清掃が必要です。
秋から冬にかけては、乾燥時期でホコリも舞いやすく、糸くずフィルターの負担の大きくなります。
そこで、拠点を守るため、新しい仲間を増やして、いざ決戦です。
〇糸くず取りの仲間、洗濯お助け隊をご紹介
洗濯機に入れる前から、最前線で活躍してくれる仲間を発見しました。
コロコロ!
洗濯機に入れる前に目立つホコリやゴミをコロコロしておくと良いです!
ただ、コロコロさんは粘着体質なので、強めなものだと、生地を傷つけてしまいそうです。
洋服用がおすすめです。
エチケットブラシ!
進化を続けるホコリ取りの名人です!
生地を撫でようにすると、ホコリを吸着してくれます。
携帯用から、ダストボックス付き、ローラータイプのものまでホコリをとり続けることに特化した、衰えを知らない名人です。
粘着タイプのものは、コロコロと同じく服へのダメージの恐れがあるので注意が必要です。
中盤(洗濯の最中)で活躍する仲間たちも発見!
洗濯しながら、糸くずをとってくれる仲間もいます。
「洗濯ボール」
水に浮いたゴミやホコリをとってくれます。
デザインも豊富にあるので、楽しく洗濯したい方には、おススメです。
洗濯ボールには、大きく分けて、「ゴムタイプ」「プラスチックタイプ」「スポンジタイプ」と様々な種類があり、
使い方にも注意があります。
縦型式、ドラム式で使える洗濯ボールが変わります。
セラミック成分が入っている洗濯ボールは、塩素系漂白剤と混ぜないなどの注意点や、
使用回数にも上限がありますので、
購入前に自分の洗濯機がどのタイプなら使用できるか、前もって確認は必要です。
難敵のタオルの糸くず対策
洗濯ネット
ホコリが出やすいもの、もしくは、ホコリをつけたくない衣類は、目の細かい洗濯ネットにお願いするのがおすすめです。
そのために、洗濯物をあらかじめ分けて、あとは入れるだけにしておくといいかもしれません。
新品のタオルは、毛羽落ちがしやすいと言われています。
製造過程で取り切れなかった、糸くずやホコリが付着していること。
販売するために、柔軟剤が使われていることがあります。スベスベ、フワフワの方が売れますからね。
新品タオルは、柔軟剤を使わず洗濯し、乾いたらコロコロをすることお勧めします。
目に見えなくても一枚の衣類には、ぎっしりホコリが、張り付いています。
衣類が多ければ多いほど、無数のホコリがあり、それをすべて糸くずフィルターが取るのは不可能に近いです。
ホコリをとる仲間を増やせば、より多くの糸くずやホコリを確保でき、ホコリが気にならなくなります。
私たちの大事な拠点である洗濯機の陥落を防ぎます。
〇洗濯機糸くずフィルターの掃除方法
戦いに勝利し続けるためにも、次なる戦いに備えましょう!
最後尾で体を張る、糸くずフィルターのメンテナンスです。
縦型洗濯機の場合
【ネット型】【プラスチック型】があると思います。
どちらも
- ・洗濯機から取り外す
- ・中のゴミをとる
- ・水につけたまま古ブラシなどで汚れをこすり落とす。
- ・漂白剤を入れてつけ置きする。
- ・しっかりと乾燥させる。
フィルター掃除はカビを発生させない、防ぐために、
最低でも月一回はしてほしいところです。
ドラム式洗濯機の場合
排水溝フィルターと乾燥フィルターの2種類あります。
排水溝フィルター
縦型式で紹介したやり方と同じです。
- ・洗濯機から取り外す
- ・中のゴミをとる
- ・水につけたまま古ブラシなどで汚れをこすり落とす。
- ・漂白剤を入れてつけ置きする。
- ・しっかりと乾燥させる。
乾燥フィルター
摩擦がおこる乾燥フィルターは、特に糸くずが結構溜まりやすいです。
- ・洗濯機から取り外す
- ・タオルなどでやさしくゴミをとる
- ・ぬるま湯につけながら、指の腹でこすりながら洗う。
- ・しっかり乾燥させる。
※乾燥フィルターは破れやすいので、注意が必要です!
※洗濯機によって洗い方がある場合があるので、その場合は説明書通りにお掃除です!
〇洗濯物の糸くずから解放された快適な生活
ご家族がいる家庭などは、それぞれが洗濯ものを出す段階での前準備が必要となります。
なんてどうでしょう。
やっぱり一人で糸くずに戦うのはきついです。
そして、ゴミもホコリも常に身近にあり、私たちが生みだしています。
私たちが生み出す限り完全排除は難しい。完璧なんて不可能です。
しかし、ストレスフリーの戦略的な戦いに勝てば、余裕も出てきます。
ちなみにこの戦いの指揮官はあなたです!
この仲間を掃除を助けるために準備してくださいね。
洗濯のワンチームを結成し、歴史に名を遺す糸くずを倒す指揮官を目指しましょう!