洗濯

液体洗剤は薄めるって本当?それは本当に正しい入れ方ですか?

 

 

洗濯しようとして「あっ!洗剤買うの忘れた!」

あなたがこんな失敗をした事ってどうします?

 

シャンプーなどを使い切る時に少量の水を入れて使ったりしますか?

その要領で洗濯用の液体洗剤を薄めて使用してみたんですが汚れって落ちたんでしょうか。

 

薄めていいならコスパも良いんではないか?調べてみたので紹介します。

 

液体洗剤を薄めて使うのはあり?なし?

 

結論はなしです。少量を薄めると汚れを落としきれません。

液体洗剤の量は多すぎても少なすぎてもダメです。

少量で汚れが落ちないのは理解できるけど、多くてもダメな理由ってなんでしょうか?

縦型洗濯機は洗濯する給水量でドラム式洗濯機は洗濯物の重量で洗剤の使用量が決まります。

ライオンの調査では約25%の人が液体洗剤を多めに入れていると回答したそうです。

必要な量よりも液体洗剤を多く入れると洗濯した際に泡立ちが良くなりすぎて、すすぎきれなくなったりと衣類が痛む原因となってしまうのです。

出典:ライオン

  • 洗剤の量を増やしても上記の表の様に洗浄力は頭打ちとなる。
  • 洗剤の使いすぎはコスパが悪い。
  • 液体洗剤は溶けやすいので薄めるのは手間を増やしているだけ。

 

液体洗剤は多く入れると衣類を傷めたり、コスパが良くなかったりとデメリットが多く、少量では汚れ落ちが悪くなることが分かりました。

 

いちいち計量するのは面倒くさい

最新の洗濯機は「自動投入機能」というものが付いている機種が発売されています。

あらかじめ洗剤と柔軟剤を洗濯機のタンクに入れておくことで自動計測してくれるのです。

最適な量を最適なタイミングで入れてくれる機能なので、いちいち計って入れる必要がないわけです。

私は計るくらいたいした手間ではないので、何のための機能?と思ってました。

 

液体洗剤の量が多くても少なくても発生するデメリットを考えれば、絶対に必要とは言わないまでも検討の余地はある付加価値ではないでしょうか。

 

液体洗剤を薄めて使う意見もある

インターネット上には液体洗剤は薄めて使うべきだ、という意見も見られます。

そこでインターネットに載っていた。薄める場合のメリットを説明していきます。

メリットは下記です。

  • 洗剤投入口が汚れない。手入れしなくて良い。
    これは薄めて使う場合洗濯槽に直接入れるからです。
  • 洗剤が無駄なく使える。
    投入口に入れて使うと粘度の高い洗剤は少量でも残ってしまう事があります。

 

しかしながら私は下記のように考えます。

粉洗剤であれば溶かしてから入れることで溶け残りがなくなるので洗浄力がUPするでしょう。

液体洗剤の場合はメーカーの指定がない限り薄めても洗浄力に大きな差はないと思われます。

最後に柔軟剤を投入口に入れるのなら掃除の手間は同じです。

上記の理由から私は薄めるメリットはないと感じております。

さらに、薄めて使う場合には注意点があります。

衣類に色シミが出来ない様に液体洗剤をかけたら放置せず洗濯を開始してください。

 

私はファーファシリーズの液体洗剤を使っています。

サラサラしているため投入口はサッと洗うだけで手間はないです。

このような粘度の低い液体洗剤を使うのも一つの手段かもしれません。

出典:ファーファジャパン株式会社

Amazon:ファーファ 液体洗剤 香りひきたつ無香料 本体 1.0kg+詰替用 0.9kg

 

液体洗剤を薄めると汚れ落ちに影響はあるのか

ある研究では液体洗剤を薄めて使うと洗浄力は10%~20%落ちるとされています。

それくらいなら環境のことを考えてたり、汚れの少ない洗濯物なら液体洗剤を薄めて使っても大丈夫なんじゃないでしょうか?

液体洗剤の投入口は縦型式洗濯機とドラム式洗濯機とでは構造が違います。

簡単に言うとどちらも注水された水で液体洗剤を薄めながら流していく仕組みとなっています。

つまり薄めて入れても注水の時点で薄まるので、薄める意味がないわけです。

薄めるよりも液体洗剤の量が少ない方に問題があります。

液体洗剤には再付着防止剤という、洗い落した汚れがまた衣類に付着するのを防止する成分が入っています。

しかし液体洗剤の量が少ないと、この効果が発揮できません。

几帳面な人だと許せないかも知れませんが、個人的に洗浄力が落ちるという点は汚れの少ない洗濯物なら許容範囲です。

再付着防止剤の効果が弱いのが嫌だったら、規定量入れるのをオススメします。

 

液体洗剤の新定番か?薄める必要のない濃縮洗剤

あるメーカーが液体洗剤について衝撃の事実を発表しました。液体洗剤の70%が水だというんです。

そこで逆転させた70%が洗剤で30%が水という液体洗剤を発売しました。

「ええ~損した気分だ。新製品を買おう」と思ったあなた騙されますよ。

何がいけないの?洗剤成分が濃い方がいいに決まってるじゃないかと思います。

従来の液体洗剤は1回に25g使用し、新発売の液体洗剤は1回に10g使用します。

それって薄めてある洗剤を使うか、後で薄めるかの違いでは?

よく考えたら水分をカットして濃縮した液体洗剤って濃縮洗剤のことだよね。

濃縮洗剤は洗剤が繊維に残りにくくて1回のすすぎでOKと言われています。

すすぎが1回でいいという事は節水・節電になって時間も短縮できるメリットがあります。

 

要注意!薄める液体洗剤もあります

今まで散々、液体洗剤を薄めるのは意味がないと豪語してきました。

薄めるように注意書きがある液体洗剤もありますので紹介しておきます。

SARAYAの液体洗剤です。

洗濯槽に直接入れる場合は原液のままで、洗剤投入口に入れる場合は2倍に薄めるように書いてあります。

 

出典:SARAYA

 

私は赤ちゃんの服だけこの洗剤で別洗いしてたのですが、今まで洗剤投入口にそのまま入れて使ってました。

若干洗い終わりに匂いが付いていたのは薄めなかったからでしょうか。

あなたも一度洗剤の注意書きを見直してみるいい機会かも知れません。

 

もう液体洗剤を薄めるかどうかで悩む必要はなくなった

毎日する洗濯が洗剤の量は大丈夫かな?と悩んでいるとストレスになりますし、洗い上りも本当にキレイになってる?と疑うようになってしまいます。

洗濯機の種類で水量か洗濯物の量か判断できますので、洗剤の使用方法を読めば余計な悩みから解放されます。

適切に使えば衣類を傷めることもなくキレイに仕上げてくれます。

洗剤を知ることで使いこなせれば、経済的でエコな気持ちのいい生活を送れるでしょう。

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