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包丁が欠けてしまうのには原因が!長く使う為の3つの方法とは?

包丁は、料理をする上で切っては切れない存在ではないでしょうか。

買ったばかりのときは切れ味が良くても、使っている内に切れ味が落ちてくることがありますよね。

 

わかな

包丁の刃をよく見ると、「刃の欠け」を見つけたという経験をしたことがある人もいるでしょう。

包丁が欠けたと気づいたときって、焦ってしまいますよね。

 

・包丁が欠ける原因

・包丁を欠けないようにする使い方

・包丁が欠けてしまったときにするべきこと

以上の3つに焦点を当てて解説していきます。

 

この記事は、包丁が欠けてしまった際の悩みを解決できる内容となっています。

是非、最後まで読んでみてくださいね。

 

 

1 包丁が欠けてしまう5つの原因

包丁が欠けてしまうのには、必ず原因があります。

普段、何気なく行っていることが欠ける原因となり得るのです。

ここからは包丁が欠けてしまう原因を紹介します。

 

普段の包丁の使い方を思い返しながら、確認してみてください。

 

1-1 固い食材を切る

包丁で固い食材を何度も切ることにより、刃こぼれを起こすことがあります。

つい、「ちょっとだから大丈夫」と思い、固いものを切ってしまうことはないでしょうか?

 

刃こぼれを起こす原因となりうる材料は以下のものが挙げられます。

・南瓜やレンコンなどの固い野菜

・冷凍したもの

・骨付きの魚やお肉

 

固いものを切る場合には、どうしても力を加えて切る必要があります。

なかなか切れず、無理に力を加えると余計に包丁が欠ける原因となるのです。

 

わかな
固いものを無理に切ろうとすると、怪我をする危険性もありますよね。

 

包丁は、前後に動かして切るのが正しい使い方です。

しかし、包丁の刃は横方向にかかる力に対しては弱いという性質があります。

更に包丁の刃は薄く、無理に力を加えると欠けやすくなっています。

 

南瓜や冷凍したお肉などを切っていて、包丁の刃が途中までは入ったけど、抜けなくなってしまったという経験はないでしょうか?

包丁の刃が食材に通らず、ぐりぐりと無理に動かすのと刃こぼれを起こしてしまいます。

 

包丁で叩くのもNG

固いものを切るだけでも刃が欠ける原因になりますが、叩くように包丁を使うのも避けてください。

食材を叩くように包丁をあてると、変な力が加わり、刃こぼれが起こる可能性があります。

刃は薄く、脆いものということを意識して使用しましょう。

 

1-2 食洗器で洗った

一見、食洗器で洗うことと刃が欠けることは関係ないように見えるでしょう。

しかし、包丁の刃は思っているよりデリケートです。

汚れを落とす為の水流によって、包丁が食洗器内で動いてしまうことがあります。

 

包丁が食洗器内で動くと、他の食器類や器内のパーツにぶつかってしまいます。

包丁の刃は薄くて脆いものです。

他の食器類にぶつかる衝撃でも十分に欠ける可能性があります。

 

加えて、食洗器用の洗剤によってダメージを受ける可能性もあります。

食洗器用の洗剤に含まれている化学物質は包丁の刃を傷めてしまうのです。

 

食洗器対応と食洗器非対応の包丁がそれぞれあります。

新しく包丁を買う際には、食洗器で洗えるかどうかをチェックしてみてくださいね。

 

わかな

刃の欠け以外にも、出刃包丁のような鋼製の包丁は錆が発生することがあります。

私自身も水気が残ったままで放置してしまい、鋼製の包丁に錆を発生させてしまったことがあります。

刃の欠けと共に気を付けたいことですよね。

 

1-3 ハイターを使った

ハイターは、言わずと知れた塩素系洗剤です。

高い漂白力がある為、キッチンで使っている人も多いでしょう。

殺菌効果もあるので、よく使う食器や調理器具に使うと安心もできます。

 

しかし、ハイターを包丁に使うのはおすすめできません。

なぜなら、包丁の刃は塩素系洗剤を使うことによって、塩素に侵食されてしまいます。

塩素によるダメージを受け、刃は弱り、刃が欠けることに繋がります。

 

1-4 シャープナーで包丁を研いだ

包丁の切れ味を取り戻す為にシャープナーを使う人は多いのではないでしょうか。

手動のものに加え、電動のものもあり、手軽に使えるというメリットがあります。

一見便利なシャープナーですが、シャープナーだけを長く使用していると刃の欠けの原因になるのです。

 

シャープナーと同じような機能があるものとして砥石がありますよね。

シャープナーと砥石は、役割は一緒ですが、原理が異なっているのです。

 

シャープナー

・「こする」ことで、包丁の切れ味を取り戻している。

・刃を少し傷つけることで刃に粗さを出し、無理やり鋭くさせている仕組み。

・砥石で研いだ時に比べて、持続性が低い。

・砥石よりは手軽に行うことができる。

・両刃の包丁にしか使うことができない。

 

砥石

・「削る」ことで、包丁の切れ味を取り戻している。

・刃そのものを削り、薄くしている仕組み。

・切れ味が長く持続する。

・シャープナーに比べるとコツが必要。

・両刃だけでなく、あらゆる包丁を研ぐことが可能。

 

シャープナーと砥石を比べてみると、原理が全く違うことが分かってもらえるはずです。

砥石と比べ、シャープナーは刃を傷つけている上に切れ味がすぐ落ちてしまうという特徴があります。

切れ味が落ちる度にシャープナーを使っていると、刃にダメージが蓄積されます。

 

繰り返しシャープナーを使うことで、刃の欠けの原因となるのです。

 

1-5 包丁のお手入れを怠っていた

包丁は料理をする際に使うということもあり、使用頻度が高い調理器具です。

毎日の調理の際に、頻繁に使用することで包丁は劣化していきます。

劣化に伴い、刃は少しずつすり減り、小さな刃こぼれを起こします。

 

包丁の劣化をそのまま放置し、長期間研がないでいると大きな欠けの原因となるのです。

長期間研いでいない包丁は、欠けが起きやすい状態になっています。

面倒でも、定期的にお手入れをする必要があります。

 

 

2 包丁が欠けない為の3つの方法

次は実際に欠けない使い方について紹介します。

日頃から包丁の使い方に気を配るだけで、包丁を長く使うことができるようになります。

 

2-1 食材に適した包丁を使い分ける

「包丁」と一口に言っても、包丁に様々な種類がありますよね。

三徳包丁や出刃包丁などは多くの人が知っているでしょう。

有名なものを始め、包丁の種類は様々です。

 

包丁の種類によって、それぞれ切るのに適した食材が異なります。

切る食材によって、適切な包丁を使い分けると包丁を長く使えるでしょう。

主な包丁の種類は以下のようになっています。

 

野菜:菜切り包丁

魚:出刃包丁

刺身の柵:柳刃包丁

肉:牛刀

骨付きの肉:骨切り包丁(チョッパー)

お餅:餅切り包丁

万能(肉・野菜・魚に対応:三徳包丁

 

少し挙げただけでも沢山の包丁があることが分かりますよね。

他にも、皮むきに向いている包丁やパンを切る包丁など細かく用途別に分かれています。

全て揃えて、こまめに使い分けるのは大変です。

 

しかし、ある程度、使い分けると大切な包丁を長く使うことができるようになります。

 

こちらの記事で包丁の種類について詳しく説明しています。

是非、包丁選びの参考にしてみてください。

【厳選】包丁とナイフの違いが分かる特徴やオススメ使い分け方6選

 

2-2 固いものを切るときに対策をする

固いものを無理に切ろうとすると、刃が欠ける可能性があります。

しかし、料理をする上では固いものを切らなければならない場面を避けられないときもありますよね。

固いものを切るときも少し対策をすると、刃の欠けを防ぐことができます。

 

(1)冷凍したもの

冷凍したお肉や野菜、冷凍食品はとても固く、切るのは難しくなっています。

冷凍したものは、切る前に解凍し、ある程度柔らかくなってから切るのをおすすめします。

柔らかくなっていると切るのも簡単になり、包丁の欠けを防ぐことができるでしょう。

 

わかな

電子レンジについている「解凍モード」を使うと簡単に解凍することができますよ。

我が家でも、冷凍したお肉などは解凍してから使うようにしています。

ボタン1つで解凍できるので、とても楽です。

 

冷凍していたものを切るのもNG

冷凍してある冷たいものをそのまま切ると、包丁の刃が急激に冷たくなります。

包丁の刃は、急激な温度の変化に弱い性質があります。

温度変化で弱くなった刃は、衝撃にも弱くなり、大きな欠けの原因になり得るのです。

刃が急激に冷えるのを避ける為にも、冷凍庫から出してすぐのものを切るのはやめましょう。

 

(2)骨のある魚

骨を無理に切ろうとするのは、包丁が欠ける原因となるでしょう。

魚を骨ごと切る場合は、それぞれ適した包丁を使いましょう。

魚は出刃包丁を使うと苦労することなく切ることができます。

 

 

 

出刃包丁と言っても、沢山種類があるので選ぶときに苦労すると思います。

特にこだわりがない場合には、家庭でも扱いやすいものを選ぶといいです。

GLOBALの出刃包丁は、持ち手までステンレスでできています。

多くの出刃包丁は、持ち手は木、刃は鋼製のもので、扱いに少し気を遣わなければいけません。

持ち手も刃もステンレスならば、扱いも楽で、衛生的に保つことができるのでおすすめです。

 

(3)固い野菜

野菜の中には、南瓜やレンコン、トウモロコシをはじめとした固い野菜がありますよね。

固い野菜を無理に切ろうとすると刃を傷めてしまいます。

特に包丁の刃が鈍っていると、切るのはかなり困難になります。

 

 

 

かぼーちょうは、その名の通り、南瓜のような固い野菜を切るのに適した包丁です。

柄の部分が太く、持ちやすくなっていて、力を使わずに固いものが切れる仕組みになっています。

刃が欠けにくく、錆にも強い素材でできているのも家庭の味方と言えます。

 

 

2-3 包丁は手洗いする

包丁を食洗器で洗ったことで包丁が欠けてしまったという人は実は多いのです。

食洗器自体は、家事をする上でとても便利なものです。

食器やフライパンを洗うのは問題ないのですが、包丁に関しては少し気を付けてください。

 

包丁の種類によっては、食洗器も使えないものがあります。

また、食洗器対応の包丁でも食洗器内の包丁ケースに正しく入れておかなければ、包丁が浮き上がることがあるのです。

食洗器対応の包丁でも、食洗器内で他の食器などにぶつかると欠ける可能性もあります。

 

なるべく包丁を長く使いたいと思うなら、包丁だけは手洗いすることをおすすめします。

手洗いをして、水気がなくなるまでしっかり自然乾燥するか、拭き取るようにしましょう。

水気がついていたままだと、錆の原因にもなるので注意です。

 

わかな

手洗いは大変そうに思えますが、包丁だけならそんなに手間がかかりません。

最初は面倒だなって思っても、すぐに慣れますよ。

大切な包丁の為に、少しだけ手間をかけてみましょう!

 

3 包丁が欠けたときの3つの対処法

包丁が欠けないように気を付けるに越したことはありません。

しかし、気を付けていても包丁が欠けたというアクシデントは起こるときには起こります。

最後に、包丁が欠けてしまったときの対処法を紹介していきます。

 

3-1 小さな欠けなら自分でメンテナンスできる

包丁は適切に研ぐことができれば、刃がなくならない限り使い続けることができます。

小さな欠けであれば、自分でもある程度整えることができます。

その際には、砥石を使いましょう。

 

「砥石で包丁を研ぐのは難しいのでは?」と尻込みしてしまう気持ちは分かります。

こちらの記事では、砥石での包丁の研ぎ方を詳しく説明しています。

是非、読んで挑戦してみてください。

うまく研げない人におすすめ!砥石を使った包丁の研ぎ方を紹介!

 

包丁の欠けが小さな内であれば、砥石で研ぐのも短時間で終えることができます。

小さな欠けだからと放置しておくと、欠けが大きくなることがあるでしょう。

欠けが大きくなると、研ぎ直すのにも技術が必要となります。

 

砥石は、「荒砥石」「中砥石」「仕上げ砥石」の3つに分けられます。

刃こぼれをなおすには、最初に一番荒い粒子の「荒砥石」で刃こぼれを削りましょう。

それから「中砥石」や「仕上げ砥石」で表面を整えるという手順で行うと上手くいきます。

 

 

こちらの商品は、「荒砥石」「中砥石」「仕上げ砥石」の3種類がセットになっています。

加えて、初心者でも簡単に研ぐことができるようにクリップがついています。

何から揃えればいいのか分からない人は、まずこのセットを揃えておけば間違いないです。

 

わかな

包丁の欠け方が小さな内から、気を付けてあげましょう。

絶対に放置するのはやめましょう!

 

アルミホイルでも代用できる!

こまめに砥石で普段から研いでおくことを習慣つけることが大切です。

しかし、「ちょっと切れ味が落ちたかな?」という程度の時には砥石の代わりにアルミホイルで代用できるときがあります。

方法はアルミホイルを2つに折り、まな板の上でアルミホイルを切っていくだけです。

アルミホイルを切ることで、アルミの粉末が包丁の欠けた部分に付着し、切れ味を取り戻す仕組みになっています。

しかし、この効果は一時的なものです。

どうしても研ぐ時間がないとき以外は、砥石で研ぐようにしましょう。

 

 

3-2 プロに包丁研ぎを任せる

小さな欠けは、家庭でも対処することができるでしょう。

しかし、大きな欠けになると時間も技術も必要となってきます。

上手く修復できない可能性も出てくるので、プロに任せてしまうのも一つの手です。

 

包丁の欠けを修理にしようとした場合には、以下の方法が挙げられます。

・刃物屋に直接に持っていく

・包丁研ぎの宅配サービスを利用する

・直接メーカーに修理依頼をする

 

(1) 刃物屋に直接に持っていく

よく商店街などで、刃物を専門に扱っている「刃物屋」を目にしたことはありませんか?

刃物を専門に取り扱うお店では、包丁の欠けを修理してくれます。

その場ですぐに修理対応をしてくれるのは嬉しいですよね。

 

また、ホームセンターでも修理サービスを行ってくれるところもあります

近所のホームセンターが対応してくれるかどうかを是非確認してみてください。

そして、近くに刃物屋があるかも調べておくと、いざというときに利用することができるでしょう。

 

わかな

私の実家の近くには、スーパーに刃物屋さんが出張サービスで時々来ていました。

近所に刃物のことを任せられる人がいない場合には、このサービスを利用してみるのも良いと思います。

 

(2) 包丁研ぎの宅配サービスを利用する

直接、刃物欠けの修理をお願いできる場合はお任せできます。

しかし、近所に修理をお願いできる場所がないと困りますよね。

また、包丁を持ち歩くという行為も勇気が要る人もいるでしょう。

 

刃物屋に持ち込まなくても、宅配で包丁を修理してくれるサービスがあります

個人的におすすめな宅配修理サービスを紹介していきます。

 

1 ポチスパ

ポチスパは、宅配包丁研ぎサービスを行っています。

注文は簡単にスマホやパソコンで行うことができて便利です。

 

最初に、スマホやパソコンで本数とオプションを選んで申し込みます。

その後、郵送専用のボックスが送られてくるので、ボックスに包丁を梱包し、郵便ポストに投函します。

後は、修理された包丁が送られてくるまで待つだけです。

 

とても手軽で、送料も負担してくれるところも嬉しいですよね。

ゼネラルリサーチによるアンケートでも、「お客様満足度第1位」にも選ばれています。

 

ポチスパ

 

2 丁研

丁研は、全国対応の包丁研ぎサービスの会社です。

郵便局で購入できるレターパックに包丁を梱包し、郵送すると修理を行ってくれます。

梱包方法については、動画での説明がホームページにあるので分かりやすいです。

 

丁研では、特に事前に連絡をする必要はありません。

そのままレターパックにて包丁を送るだけなので手軽です。

また、多くの修理実績から包丁以外の様々な刃物を研いでくれます

 

包丁以外の刃物での悩みがあれば、1度相談してみるのもいいですよ。

 

丁研

 

わかな

ボロボロの包丁を他の人に直接見せるのに抵抗がある人にも宅配サービスがおすすめです。

「こんなボロボロになっている包丁を誰かに見せるの恥ずかしい!」と言う人にはピッタリなサービスですよ。

 

3-3 買い替える

正しく包丁を使っていても、よく刃が欠けてしまう包丁もあります。

使い方を守っていても欠けるのは、質がよくない包丁の可能性も考えられるでしょう。

何度も欠けて、研ぎ直し、または修理に出していると手間もかなりかかってきます。

 

思い切って、質の良い包丁に買い替えることも時には必要です。

包丁が傷んできた機会に、長く使える包丁を探しみましょう。

 

わかな

最近では、100円ショップなどでも安く包丁が手に入りますよね。

安くて、どこでも買えるので便利ですが、やはり欠けやすかったりします。

我が家でも安い包丁が壊れる度に買い替えていましたが、捨てて買い替えるのも手間になっていました。

質の良く、自分が気に入る包丁を探して長く使うと、愛着も沸いて大切にしようと思えるのでおすすめです。

 

包丁の正しい使い方を心がけて、欠けないように気を付けよう!

この記事では包丁の欠けに関する3つのことを説明しました。

・包丁が欠ける原因

・包丁が欠けないようにする使い方

・包丁が欠けたときの対処法

 

 

包丁は正しい使い方をすれば、研ぎながら半永久的に使えるものです。

 

・包丁は食材ごとに使い分ける

・固いものを無理に切らない

・包丁は手洗いする

上記のことを気にかけるだけで、包丁欠けをかなり防げるようになります。

 

家事をする上で簡単に気を付けることができることばかりなので、是非実践してみてください。

もし欠けてしまっても、修理対応してくれるところも多いので安心です。

大事な包丁を、できるだけ長く使えるように気にかけていきましょう。

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